カウンセリング行くことは変じゃないよ

わたしは二十代前半からメンタルクリニックに通っております。ネット上だと顔も見えないし(ネットリテラシーがないので一方的に顔晒してるけど)「行ってるよ!」と気軽に言えるんだけど、現実社会において、やっぱり、言えないのよね。これが。

ツイッターはリアル友人も結構見ているようなので(直接言われたことはあんまりないけど)リアル友人に知られることは、まぁいいやって感じなんだけど、友人と社会は、あまりにも違う。よね。

鬱は甘え!というのは未だによく聞くし、心を病んだ人たちも「やっぱり自分は甘えなのかな?」と懐疑的になる。だって、周りがそう言うんだもん。

例えば私は、最近割と調子がいいので(電車に乗れたり、親とたくさん喋ることが出来たり)「最近は元気だね!」とよく言われます。でも、言われた本人は「そう、最近元気なんです!」というよりは「え、私元気なの?うそでしょ?」となんだか不安になっています。

結局、己と周りの温度差が埋められない、周りとの距離感がわからない、だから色んな事に懐疑的になって、「甘えなのかな?」「本当に元気なのかな?」ととにかく不安になる。社会と自分との間に、濃い霧がかかっていて、前も後ろもわからないから進めない、自分も信じられない。そういう状況が続いてしまう。のだろうね。

一人じゃどうにもならない。どうすりゃいいのかわからない。藁にもすがる思いでたどり着くのがクリニック、なのです。診察だけでよくなる人もいるのだろうけど、私はカウンセリングを受けました。同じ先生と何年もお話しして、二十九歳になった今、中学生・高校生の傷ついた自分がまだ奥底にいることがわかりました。二十二歳頃から通っているので、七年かけて「ふつうじゃない」自分の根っこを見つけたわけです。

治療にかかる時間は人それぞれで、私はまだまだ時間がかかるだろうし、そのことを会社の人には言えないし言う必要もないわけだけど(そもそも会社辞めてるんだけど!)、そうやって誰にも言えないまま悶々と狂気に走ってしまうなら、どうにでもなれ、って気持ちで試しにカウンセリングに行ってみたらいいんじゃないかな。

ちなみに私が病院に行こうと思った理由は、夜中になぜか飛び起きて台所の包丁を握りしめた時です。握りしめながら「あ、これ私おかしいな」と頭の片隅で冷静に判断する自分がいるから、シュール。あの場に今の私がいたら、たぶん笑っている。

そんな感じで、月に一二回病院へ通っている私ですが、色んな患者さんがいるから、色んなパターンがあって、色んな悩みがあるわけです。それは何も変なことじゃない。

さて、私が言いたいことは、本当はもっと続くのですが、まずはカウンセリングについて、ちょろちょろと垂れ流しました。メンタルクリニックに通っているなんて、親にも恋人にも言えない。ましてや社会で不利になる。誰にも言えないから、孤独で堪らない。そういう、つらい思いを抱えている人がいるかもしれない、よね。だから私のようなネットリテラシーの欠片もない女が、「カウンセリング行ってます!」とへらへらしてたら、「バカみたいだなあ」と笑ってくれれば、うれしいな。そんで、「あんなバカみたいなやつが行ってるんだからまあ行ってみようかな」と、気軽に行ってくれたらいいな。わたしが行ってるくらいだし、あなたが行っても、何も変なことじゃないよ。


もうちょっと頑張れよ、とか しょうがねえ応援してやる、とか どれもこれも励みになります、がんばるぞー。