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お散歩からトレーニングを考えてみよう(犬)

おはようございます。

タカシです。

久しぶりに本業のトレーニングについて書いていきたいと思います。

本業と言っても営業力が無く開店休業状態のアルバイタータカシのたわごとです。

よろしくお付き合いください。

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ー「お散歩中に吠えるし喧嘩売るし。。。」ー


何故か僕のトレーニングのお客様は愛犬の攻撃性について悩んでいらっしゃる方が多いです。

僕の愛犬(シオン)が問題行動犬で攻撃性が高く誰かれ無しに牙をむいていたからでしょうか?

今ではかなりおりこうさんですが、ストレスがたまったり僕の体調が悪かったりするとお散歩は大変です。

トラック・バイク・自家用車に吠える。。。

お散歩中の別の犬に喧嘩を売る。。。

まだ出る可能性は残っている問題です。

シオン君は8歳です。。。

やっと落ち着いてきましたw


この問題と同じような問題を抱えているお客様が多いんです。。。

そのことについて本日は書いていきます。


ーシオンの喧嘩売り売りと僕の体調ー


「今日は悪かった。。。」

お散歩帰りに反省するときがあります。

車に吠えたり、犬に吠えたり。。。

「今日は賢かった!!!」

お散歩帰りに嬉しくなる時があります。

吠える対象が通り過ぎるまでお座りで待てたり、脚側行進でアイコンタクトとってきたり!!!


違いは何でしょう?

この違いが分かれば問題行動の頻度はぐっと減ります


うちの子お散歩中はずっと悪いの。。。

ずっとはですよw

何処かでよい行動をしています

悪い行動の方目に行きやすく印象に残りやすいだけなんです。

100悪い。

100良い。

はありません。

10でも5でもよい行動を探して伸ばしてあげるのがトレーニングです。


少しずれました。。。

また脱線する。。。


シオン君の悪い時

何かでシオンのストレスがたまっていてほぼ八つ当たり

まれです。

原因の多くは体調精神状態です。

シオンを守ってあげることが出来ていないんです。

シオンよりも先に吠える対象を見つけてあげることが出来ていないんです。

シオンの不安感を拾い上げることが出来ていないんです。

「大丈夫だよ」

って伝える事が出来ていないんです。


「今日のタカシは頼りないから自分の身は自分で守らなきゃ!!」

って教えてしまっているんです。


お散歩は人間のためにするのではありません!!

愛犬のためにするんです。

人間はかなり気が張ります。

お散歩は犬に飼い主が安心できるリーダー(α)だと教えてあげるための大事な大事なトレーニングです。


ーリーダーなんかなりたくない!!α理論は嘘だ!!ー


「あなたが犬のボスになれていないんですよ!!」

「リーダーだと教えてあげて!!」

「犬がαになろうとしている状態を権勢症候群(αシンドローム)と言います。」


「嘘だ!!」

「そんな前時代の間違った訓練方法を偉そうにw」


目くじら立てて言われる方がいらっしゃいます。

その根底にある理屈も理論もわかります。

でも。。。

リーダー・ボスって言わないほうが受け良いやん!!

ってトレーナーの言い分に洗脳されていませんか?


この問題はとっても繊細な問題なので詳しく書きませんが、「αは犬の世界には存在しない」「オオカミの飼育の中で見られた理論」「犬とオオカミはベツモノ」これは学術的なお話です。

今!!あなたの前にいる愛犬の問題解決とは全く別の世界のモノです!!


飼い主に牙をむく

何にでも吠える

わがまま


現実としてどう治しますか?


この時に

「αは存在するし、飼い主がαにならなければいけない」

って考えた方が治しやすいだけです。


最近僕がよく使う言葉で

飼い主は愛犬の安全を守る守護者

ってのがあります。


これもリーダーやボスって言葉が受け悪いからなんです。。。


ーリードを持つことと守護者ー


お散歩の時に僕は胴輪反対派です。

僕だけかもしれませんが胴輪は犬の安全が守れません。。。

引っ張りやすい構造の胴輪では犬の感情が読めませんコントロールできません。。。

首輪とリードが僕の訓練には必須です。


何の話しだ?


少し前の話しに戻りますが、「犬の警戒対象を飼い主が先に見つける」「安心させる」事が攻撃性を抑えるお散歩トレーニングだと書きました。

これには犬との意思疎通が重要なんです。

リードを持つ手を繋いでいるなんです。

首輪と胴輪の違いは、繋いでいる場所が手なのか服を持っているかなんです。


手と手をつなぐことで犬の興味・恐怖・感情がわかります。


オカルトっぽい話ではありません。

人に切り替えてみます。

支援の仕事をしている方はわかりやすいかもしれません。


その子の安全確保のために手をつなぐことありますよね?

その時、

手のひらと手のひらを合わせて繋ぐのと、

対象者の手の甲と自分の手のひらを合わせるのと、

肘あたりを持つのと。

どれが一番対象者の動きがわかりますか?

手のひらと手のひらを繋ぐ手を振りほどいて走り出す回数少なくないですか?

ぎゅーって握らなくても

手のひらから手を放す瞬間がわかると思います。

「あっ!!」

ってなる前

「振りほどかれる」

って気づくもっと前

対象者の手のを優しく握ってあげれば不安からの逃走が減ったと思います。


結構皆さん無意識でやってらっしゃるんです。

ふわっと握っていながら

不安感を覚えているなと感じた時に

「大丈夫だよ」ってギュッと優しく

決して拘束でも無理やりでもなく。


犬の首輪とリードは同じことなんです。


ー飼い主の訓練なんですよー


手と手を握るよりは難しいのがリードです。

リードから伝わる犬の感情変化を読みつつ安心させるようにリードをコントロールする。

その訓練が必要です。

飼い主さんに!!

だからα大変なんです!!


リーダー・ボス・αを否定する前に飼い主さんがαになってみてください。

めっちゃしんどいですよ。

貴方は愛犬にこんなにもしんどい思いをさせているんです。

代わってあげることもせずに問題行動認定はしないであげてください。


書いていくとどんどん訳の分からない方向に進んでいきました。。。

犬を飼うのは買うではないんです!!

買うから飼う変わった

良い関係が出来ると思います。

犬の訓練しつけは一生続きます。

でもそれは犬の訓練ではなく。、ほとんどが飼い主の訓練です。


本日もお付き合いいただきありがとうございました。

偉そうなことばっかり書きました。。。

これに懲りずにまた読みに来ていただけると幸いです。


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2019年5月末に出張型ドッグトレーニングスクールを始めました。 犬と飼い主の関係づくりのお手伝いをモットーにやらしてもらっています。 アイコンタクト アイコンタクト とばっかり言う地味なトレーナーです