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ゴールデンレトリバーと暮らすことを決めた日

ルークと出会ったのは2017年の5月の終わり頃、何気なく買い物に行ったホームセンター内のペットショップだった。そこにいたのは生後2ヶ月のゴールデンレトリバー 。まだまだ赤ちゃんのようですやすやと気持ち良さそうに寝ている、ただそれだけの様子を見て、言ってしまえば一目惚れ。この子を飼うことをその日に決断した。

とは言っても何せ大型犬。過去にもゴールデンレトリバーの飼育経験があるとは言っても、なんの準備もなく迎え入れられるものではなく、決断するまでに家族で今後の生活について数時間ホームセンター内のベンチで話し合った。当時フルタイムパート勤務の母、大学生の妹、会社員の私。誰が中心になってお世話をしていくのか、毎月の餌代、ペットシーツ代、各種ワクチンやフィラリアの薬代だって大型犬はバカにならない。それらをどうやって工面していくのか。各々の人生設計を整理しながら話し合った結果、お世話もお金も3人で平等にということを基本理念に、でも現実的にはお世話は母と妹中心、金銭面は私が中心になってなんとか協力してやっていこうということになった。

しかしこれで全て解決!とはならず、一番大きな問題が残っていた。それは当時、賃貸アパート暮らしだったということ。すでに先住犬のチワプーがいたのでペット可の物件ではあるものの、当然大型犬を飼える環境ではない。しかし家族全員がこの子と暮らすという覚悟を決めたので、ペットショップに事情を説明して前金をいくらか払い、1日だけ契約保留の取り置き状態にしてもらいこの日は終了。ここから怒涛の新居探しが始まる。

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