UNIQLOとほしい服はどこにあるのか問題

春の陽気が訪れていて、たいくつな冬の服(雪だるまみたいな防寒服)からうきうきする春の服に変わりたい気持ちが湧き起こっている。

10年前からUNIQLO頼み

UNIQLOからのLINE通知で、イネスドラフレサンジュの新作が出たことや、ブラトップ、おうち服、綾瀬はるかがモデルになったことを知る。わたしのトレンドセッターはUNIQLOのLINEになりつつある。

あまり出かけなくなった今日、最近買った服といえばUNIQLOの姉妹ブランドGUのカットソーカラースラックスの30Naturalである。

1990円+税で見た目に清潔感があり、下にニットタイツを履けばアンダーは響かないので、冬に重宝した。やわらかな生地である分、横線やほつれが入りやすいので1年はければ上等かもしれない。UNIQLOの丈夫さと比べると、繊細さを感じている。

さて、自分の身長は165cmで骨格はストレート。体格的にはがっしりしており、パンツはメンズのほうがちょうどよかったりする。

ファッションビルにあるブランドは、可愛いと思ってもサイズがない。だいたい155cm55kg前後目安で作られているのだろう。基本、丈や布が足りない。なので、ZARA、UNIQLO、H&Mと、サイズ展開が広いものから選びがちになる。

友達が可愛い服を買おうかどうか悩んだり、買うのを決める瞬間を見るのが好きなので、買い物自体は好きだ。しかし、自分の分はなかなか買えない。「どうせ入らねえわ」と思っている。「着てみなよ〜」「入るよ」という優しい声も、洋服の構造によっては何処かでつっかえてしまうのである。

洋服にかけれる予算、そしてUNIQLO

正直、外販部員さんが家に来るような家柄ではないのと、一般的な収入のため、洋服にかけれる予算は高が知れている。月1万円も買わないので、年間で10万いかないくらいで抑えているだろうか。靴も合わせてそのくらいだろうか。

デパートはもちろん質が良い。いい価格であり、「これでこの価格かぁ」「ワタシニハチョット」と思ってしまう。サイズがないこともやはり多い。丁寧な空間なので、正直入りにくい雰囲気もある。

そしていつでもウェルカムなUNIQLOに行くのである。私がどんな場所で何をしても何年も違和感なくよれなく活躍してくれるので、コスパが段違いである。だから私はUNIQLOが大好きなのである。

ハレとケ

とはいえ、私は喉から手が出るほど、UNIQLOの服が欲しいわけではない。無難なので買う、変だと思われない、丈夫だから買う、コスパが良い、オフィスカジュアルに都合がいい、日常生活(ケ)で必要だからである。

つまり、必要性が先にあって、UNIQLOの服を私は買うのである。ビジネスモデルとしてのアパレルは、どうしても「ほしい服」=「希少性の高い服」=「デート」「およばれ・おでかけ」「個性の演出」=「非日常(ハレ)」を狙いがちに感じる。そこをUNIQLOは「ケ」、そしてデザイナーコラボで「ハレ」にも進出しつつあると思う。

そしてGUは例えるなら高校生・大学生・大人のトレンド感を多少気にする人々の日常(ケ)にちょうどいいから流行っているのだとにらんでいる。

本当に私がほしい服とはなんなのか

さて、私が本当にほしいアイテムはわかっている。費用を捻出する気合い、買う勇気がないのである。そのほしいアイテムとは、この3つだ。

①イッセイミヤケのプリーツシリーズ(上下で7万くらい)

②ボッテガのフープピアス(5万くらい)

③マルジェラの足袋ブーツ(10万くらい)

頑張って日々お弁当を作って水筒を持ち歩き、デパートの積み立て(月1万積立で1年後に13万バック)とかすれば1年のうちひとつくらいは買えるはずだが、まるきり勇気が湧かないのである。そしてそれよりも旅に出てしまうのだ。

2021年春は何を着る

まずクローゼットをこんまり(片付け)しないといけないのだが、やる気が全然起きない。なんなら秋ぐらいにしようと決意しててそれから何もしていない。クローゼットを開ける時は、目を開けすぎないようにしている。

なので、まず何を着たいのか考えることにする。

・濃いめのデニム上下
・白ブラウス
・カラーカットソー
・カーディガン
・ドクターシューズ
・チャイナシューズ

ここら辺だろうか。まず今年はスカート、ワンピースは着たくない。なぜかはわからないが、セットアップかパンツスタイルでいきたい。基本柄を使わないシンプルなものにしようと思う。

↓ドクターシューズ

↓チャイナシューズ

台湾で昔買ったチャイナシューズが良すぎたので、台湾に渡りたい気分である。1200円〜1500円くらいだった。デニムとあわせて履きたい。

大人の洋服とは

なんかそう思うと、恥ずかしながら、学生時代とあまり変わりがない。いい大人であろうとすると、ある程度フォーマルやお金をちょっとかけた服があってもいいような気もする。どうでもいい服がクローゼットにあるのが怖いし、アクセサリーも身につける回数が減った分、いいもの買ってもいいのかなと思うようになった。

若さゆえに似合う服もあれば、大人だからこそ似合う服もある。私は60〜70過ぎたらギャルソンの服に身を包み、赤いリップとネイルとスカーフを巻くおばあになりたいと思っている。今では若すぎる。自分のレベルだとイキってる感が出て多分似合わない。

純粋にファッションを楽しむのに、余計なジャッジを受けない状況が必要と感じている。だから30代の今、そこまで洋服にお金をかける気がない。

私はインスタグラマーよりインスタグランマになりたい。仕事も引退して、余生としてファッションを楽しみたいと思っている。そのときインスタグラムがあるかは不明だが、誰からも見つけられなくても多分わたしはそうしているだろう。

とはいえ、普段の生活では80過ぎてもUNIQLO着てる気もするけど。おばあちゃんになって古着屋巡りやファッションを楽しむの、すごくいい人生じゃないだろうか。わたしは早くおばあちゃんになりたくてたまらないのである。

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