最近の記事

ブログ移転と今後の記事のお話

読者の皆様、お初にお目にかかります。昨年にintldevlog.comという名前のブログを始めたのですが、維持費が重く1年足らずでnoteにお引越しすることになりました。米国のサービスを使っていたので維持費高騰は円安が原因ですね。全部日銀が悪い。 お引越しの間、国際開発のアップデートが出来ておらず、その分取り返したい所存なのですが、他の進捗が引くほどヤバいというのもありまして、しばらくの間記事の内容についてどうしようか頭を抱えています。情報アップデートの軽い記事を書きつつ、

    • パレスチナ行きODA=ハマスの武器庫?(2023年12月執筆)

      ブログ更新を怠っている間にハマスがイスラエルに侵攻したり、デーヴィッド・キャメロンが英外相になったりと、世界がドラマティックに動いておりました。本邦の外相交代もこの間にあったと思っていましたが9月13日だったみたいでいやはや時の流れの速さは恐ろしいですね。上川外務大臣に関しては、ハマスのイスラエル行進後5日ほどでイスラエル外相と電話会談したり、タイの外相との会談、パレスチナ暫定自治政府のマリキ外相と追加の人道支援の提示含む対談(11月)など忙しそうです。政界に舞い戻ってきたキ

      • ToCかLogframeかどっちもか?(2023年9月執筆)

        9月13日にICAIからUKAidのレビューが出ており、早速読みたいところではあるものの、筆者が個人的にやるやる詐欺をしていたToCとLogframeのまとめをいい加減に片付けないと未来の自分に怒られそうなので、こちらを先に片付けてレビューは次に回します。 そもそもToCとLogframeをご存知でないと一体ナンノコッチャとなってしまいますが、どちらもプロジェクトの方法論みたいなものです。ちゃんとした解釈は後に続きますので悪しからず。国際開発の世界に入れば必要になってくるも

        • 難民のホテル代貯金から貧困削減貯金へ(2023年8月執筆)

          8/2夜にずらずらとUKAidカットに関するツイートが流れてきたので「またやってんな」感があったのですが、何 やらIDCがEquality Impact Assessment なるものを出したようでして、Mitchell MPからIDCに提出されたレター をIDCがpublishした形になっております。ところでレターの冒頭が、”You will have seen that on 17 July the FCDO published its Annual Report and

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          ODAは「あげる」か「貸す」か(2023年7月執筆)

          先月開催されてたthe PSE-CEPR Policy ForumでのEsther Duflo博士の演説がポッドキャストに上がっておりま した。Poor Economicsで有名なDuflo教授ですが、実は2019年(邦題は2020年)にGood Economics for Hard Time(邦題:絶望を希望に変える経済学)という本を、Poor Economicsと同様Abhijit Banerjee教授との共著で 出版されています。Poor Economicsのインパクト

          ODAは「あげる」か「貸す」か(2023年7月執筆)

          G7の多国籍企業対策はビッグテックに無風(2023年7月執筆)

          先月スティグリッツ先生の寄稿で、2021年のG7で多国籍企業の利益移転(profit-shifting)対策の合意してたけど調子悪くない?って話が上がってました。先月30日にアップルの時価総額が終値で3兆ドルを突破(7/7時点で 430兆円。430兆円….orz)、エヌビディアが1兆ドルを突破(同149兆円)したように、米帝のビッグテック様々が肥大化し続ける中、それら含む多国籍企業の税逃れが問題視されています。これら多国籍企業が収めるべき税を納めずに莫大な利益を上げ、マーケッ

          G7の多国籍企業対策はビッグテックに無風(2023年7月執筆)

          Back to 0.7%は英経済次第(2023年6月執筆)

          今月20日に行われたCleverly MPへの質疑スクリプトが出てました。 最近全くIDCの質疑追えておらず経過は知らぬところではありますが、IDCの質疑は今回が初じゃないでしょう か。スクリプトだけで質疑の動画見てませんが、発言内容と経歴拝見する限りLiz Trussに代わり大臣に就任した のがこの方でDEV界隈的には良かったんじゃないでしょうか。Andrew MitchellがDevelopmentのMinisterに帰っ てこられたこともありますし、Trussがズッコケ

          Back to 0.7%は英経済次第(2023年6月執筆)