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医師は本当に忙しい?vol 1

医師って毎日忙しいと思いますか?

結論としては、忙しい日も忙しくない日もあります。
以下を読んで、皆さんの価値観で評価をしてくださいね。

こんな方は必読です
医師の生活に興味のある方
病院に通院する機会の多い方
入院治療を控えている方
医師を目指す学生さん
子供が医師を目指す親御さん

「医師です。」
と言うと
「忙しいでしょ?大変ですね。」
と無条件に労ってもらうことが多いです。

ありがとうございます。

忙しいか、忙しくないか、で言うと確かに忙しいです。
ですが、毎日が鬼のように忙しいか、と言うとそうでもありません。
当たり前ですが、医師は患者さんを治療するのが仕事ですから、医師の忙しさは患者さんの状況によって大きく左右されます。
極端なことを言えば、暇な日もあります。

今回は、外科医のある1日を紹介したいと思います。

前提として、事前に予定していた手術をする日は予め決まっています。
手術を必要とする診療科目はたくさんあるので、呼吸器外科は月曜と金曜、整形外科は月曜と水曜と金曜、脳神経外科は、、、と手術枠の割り振りがあります。
これを一般的に『予定手術』と呼びます。

予定外の手術を必要とする患者さんは、『臨時手術』もしくは『緊急手術』として、予定外の枠で手術を行います。

今日は『予定手術』の1日のお話。

7:30 出勤、カルテチェック
8:00 病棟回診、病棟業務
9:30 手術開始
13:00 手術終了
13:30 集中治療室でカンファレンス
14:00 昼食、病棟業務
14:30 手術開始
17:30 手術終了
18:00 集中治療室でカンファレンス
18:30 病棟回診、病棟業務
19:00 手術記録の記載、その他の業務(病棟業務、外来患者のチェック、カンファレンス準備など)
20:00 帰宅

大まかなスケジュールはこんな感じです。
実際には、もっとたくさんのミッションが同時進行していますが、同僚と分担して、なんとか処理していきます。

忙しく見えますが、慣れれば無理なくこなせます。

大変なのは何かあった時、、
何かって?
そう、急患です。

急患はどこからでも現れます。
入院中の患者さん、外来通院中の患者さん、救急車で搬送される患者さん、他院から転院相談などなど。

そんな時は、やはり忙しいと感じますね。
状況によっては、そのまま緊急手術ですから。

今日は何時に帰れるんだろう?

あくまで『予定手術』の1日です。
手術がない日は、全く異なる生活をしています。
また今度紹介します。

医師って忙しいと思いますか?

最後に問題です。
上のタイムスケジュールで『手術終了』から『集中治療室でカンファレンス』まで約30分ありますが、それは何の時間でしょうか。
自分自身が医師になって想像してみてください!

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