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ジャズギターはチョーキング禁止!

ギターでジャズをやったことのある方ならもしかしたら言われたことがあるかもしれません。

おそらくビバップ〜ハードバップ期のジャズギタリストがチョーキングを用いた演奏をほぼやっていないからだと思います。

でも実際なぜなのか納得がいってなかった方もいたのではと思います。なんでわざわざ表現の幅を狭める様なことをしないといけないのか。

オールドなジャズのアンサンブルによく馴染むフルアコに3弦も巻弦のフラットワウンドを張って弾いてみたらよく分かります。

ダダリオだと.012-.052のゲージのフラットワウンドですが、テンションがきつすぎて半音のチョーキングすらきついです。

チョーキングを「しない」「してはいけない」のではなく、「できない」といった方が近いと思います。

一見理由もなく決まっている様に見えても、ちゃんと理由があってそのようになっている例の一つだと思います。

チョーキングに限らず、オールドなジャズギターやそれに関連した音楽は今のバンドの感覚とは違うものは多々ありますが、ちゃんと理由があってそうなっているものです。

そういった事はテキストなどではあまり一般的には語られません。ひとつひとつ「なぜ?」を積み重ねて自分なりの解釈を持つようにしていれば自ずと音楽のリアリティもついてくるのではないかと感じます。

本やネットに書いている情報が全てではないです。
むしろ本当に役に立つものはそういった媒体には載ってなかったりしますし、目に見える情報が全てではなく、感覚的な側面も大きいです。五感をフルに使って気づきを探すくらいの気持ちでないとなかなか見つからないのかもしれません。

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