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【インターンシップ企業紹介③】小林まちづくり株式会社にお話を聞いてきました。

こんにちは。
宮崎県小林市のインターンシップコーディネーター、川野です。

今夏インターンシップを実施する企業へのインタビュー第3弾は、商品開発プログラムを実施予定の『小林まちづくり株式会社』さんです。

自社ビル・自社ホテル・指定管理施設の管理から、インバウンドを含む様々な観光事業を手掛ける同社。

今回初のインターンシップ実施に至ったのはどんな経緯があったのでしょうか。


小林まちづくり株式会社

商品開発から観光ツアー、イベントまで幅広い事業を手掛ける

平成26年に設立された小林まちづくり株式会社。
小林市の中心市街地のシンボリックな場所であった中核的商業施設の跡地を再開発することが市の活性化への足がかりになると考え、同じ想いを持つ個人や民間企業に加え、行政や商工会議所、金融機関からも出資協力を得て誕生した民間会社です。

他の一般企業と大きく違うのは、”利益は株主への配当ではなく、小林市のまちづくりのために再投資する”という循環型都市経営を目指す運営スタイルです。

中心市街地の活性化事業を手掛ける”まちづくり事業部”と、観光DMOをはじめとする観光事業を手掛ける”観光推進部”があります。

今回同社がインターンシッププログラムとしたのは、観光推進部の商品開発事業です。

素直で自由なアイディアを

インターンについて

ーー今回初めてインターンシップを実施しようと思ったきっかけは何ですか?

上田:当社の運営軸は地域(小林市の)活性化なんですが、 学生目線のまちづくりというと、どんなアイデアが出るんだろうと単純に気になったのが最初のきっかけですね。さらに、会社としても地域の方はもちろん、色んな人を巻き込んで事業を動かしていきたいという想いがあるので、そこに普段関わりの少ない学生を巻き込んでやってみたいという気持ちもありました。

ーープログラムに商品開発を選んだのはどんな理由があったのでしょうか。

上田:まずは単純に、色んなアイディアを持って商品開発に取り組みたかったということですね。 僕らもこれまで色々「こんなのがいいんじゃないか」とか考えて事業に取り組んできましたが、逆にこれまでの経験が頭を固くしてしまっていることもあるんじゃないかと。そこへきて、学生などの若い人からみた時の新しい視点やアイディアが欲しかった。今回本格的なインターンシップを実施するのが初めてなので、学生さんが自分の意思でどんな風に動くのかを知りたいということもあって、そういう意味でも商品開発がプログラムとして一番いいのではないかと思いました。

商品開発について

ーーこれまでも商品開発は行っていらっしゃいますよね?

上田:そうですね。毎年事業計画を組んでいます。地元企業さんとコラボして商品開発をするのが大枠ですが、開発して終わりではなくて既存の商品もちゃんと販路開拓や販売戦略を立てて継続性も大切にしています。商品が売れれば地域にも経済効果がありますからね。

ーー商品開発についてどんな思いがありますか?

上田:”小林市らしい商品”を開発したいと常に考えています。開発した商品を通して小林市の知名度向上に繋がったり、観光客の交流人口増加に寄与することで会社としての役割も果たせると思うので。これまで開発したどの商品も思い入れがありますが、一番最初に開発した『ミルクジャムポップコーン』は売上面で見ても今も伸びていて、主力商品になりました。ただ、やっぱり挑戦してうまくいかない経験もたくさんしています。挑戦して、失敗して、それを繰り返しながら今も試行錯誤している状態です。

参加学生について

ーーインターンシップ参加の学生にはどんなことを期待していますか?

上田:学生には固定概念に囚われず、無茶ぶりくらいの勢いで素直な学生目線の自由な商品アイデアを出してほしいですね。あとは、自分自身の成長を感じてほしいです。商品開発は色んな段階を踏むので、様々な事業者さんと関わったり、それに併せて自分の動きも考えなきゃいけない。そういう苦労を踏んだ上で実績や成果が出るので、一つ一つを楽しみながら自分の成長に繋げてくれたら良いですね。

ーー既に県外学生の参加が決まっていますが、これについてはどう思われますか?

上田:当初の想定では県内学生が来るのかなと思っていたのですが、今回県外学生が参加ということになったのは純粋に嬉しいです。小林を全く知らなかった学生が興味を持ってくれて、これから実際体験してくれたことを発信してくれれば小林市のことも知ってもらえるし、客観的な目線で小林市がどんなところなのかを感じ取ってくれると思うので、面白いアイデアが出るんじゃないかなと期待しています。

ーーこれからインターンシップに参加・エントリーする学生さんにメッセージをお願いします。

上田:本当にどの企業でも実際に社員と一緒に仕事をすることは、学びのあるすごくいい機会だと思いますし、特別な経験になると思います。そこでの時間を大切にして、自分の成長に繋げてほしいです。せっかく参加するなら、経過の中で自分の気持ちに向き合ったり、身につけられるものがあればさらに有意義になると思うので、積極的に企業の方の胸を借りて楽しみながら参加してください。
知らない業界や企業を知ることで、それが思いがけず自分の将来の目標になることもあるだろうし、実際に社の一員として働くことで価値観が変わることもある。そういう経験ができるチャンスがあるのは学生ならではで、羨ましいなとも思うので、良い経験をしてほしいですね。


今だからこそできる経験や時間を大切にしてほしいという上田さんの言葉が印象的でした。

同社は設立から日が浅いこともあり、事業拡大途中の企業です。社員は20〜30代が中心と、市内企業の中でも若く、Uターン者も数多く就業しています。
今回のインターンシップが小林まちづくり株式会社、参加学生共に実りの多い機会となりそうです。





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