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休校中のお子さん。無償のオンライン教材、使ってます? 活用に導く3つの秘訣

 新型コロナの対策として、政府が急な休校措置を要請したことで、毎日、家で暮らすことになった子どもたち。保護者も仕事や外出が難しくなったり、ご飯の準備などで大変です。でも、お子さんも家にばかり居て、辛いでしょう。

いろんな会社が教材を無償提供

 そんな中で、家でも学校の勉強や、学校では難しい探究的な学びを有料で提供している会社が、4月末までオンラインで無償で提供してくれています。有名どころでは、「すらら」、「スタディーサプリ」「Z会」、「探求塾」など。

 おそらく企業としてはよい宣伝機会であり、そのまま有料でも使ってくれたらいいと言う狙いは無いとは言えないでしょう。でも、存在が知らなかったけれど、使ってみたら子どもに合っていたという家庭があるなら、互いによいことでしょう。それに文科省もこれからギガスクール構想を推進しますから、知識はオンラインで学ぶスタイルは、今後は必須になっていくでしょう。

でも、続いているお子さんっているのだろうか?

 今回、子どもにとっては、「試験も宿題もない」、「朝、起きなくてもいい」という、願っても叶わなかったことがやっと実現しました。なので、おそらく、「なのに、何で勉強?」って思うのが普通でしょう。塾に通っているようなお子さんは別? いやいや、その塾も休校が多い。

 となると、TVやゲーム三昧、昼夜逆転が普通になり、ましてや反抗期にさしかかる小学校高学年や中高生は、親の言うことに従わないどころか、ヒドイ言葉。「こんな子どものために、私は一生懸命、自分を犠牲にして頑張ってきたのか!」と泣きたくなることもあるのではないでしょうか。我が家も、来年から高校生や中学生になる男の子がいるので、よくわかります。

**提案 考え方を変えてみる

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 これまで、「勉強」とは、「いやだけど頑張ってやるもの」という気持ちがあったでしょう。でも、家だからこそ、リラックスしながら、取り組む内容も自分で選べます。自分の好きな方法を工夫する機会になれば、今後も、それが続くかも知れません。勉強は遊びの一種だと思ってくれれば、さらに儲けものです。

 そこで、我が家で実践した方法をもとに、皆さんにシェアします。私は、基本的に学者としての訓練を受け、それも最初は教育方法学から出発し、それも「コンピュータと教育」で有名だった先生のところで認知心理学の研究室で勉強したので、多少ともそれが今も背景に残っています。

そのための具体的な方法3つ

その1 親がまずやって感動する 

 我が家では、休校措置になる前から、「すらら」と「スタディーサプリ」を使って勉強をさせてきました。時々、内容を覗いてみると、それまでは小学校や中学校なんて、とどこか舐めていましたが、結構、社会でも知らないことを教えていますし、国語など自分もいい加減なところがあり、勉強になりました。

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