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1作品200億使うトム・クルーズは名プロデューサー!? “M.I”とスパイBGMを探る!

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続いては
映画 ミッションインポッシブル シリーズより“Mission Impossible Theme”です。
アメリカのアクション・スパイ映画の代表作であるテーマは度々アレンジされ、
テレビなどでも聴いたことがあるはず。作曲はLalo Schifrin(ラロ・シフリン)。
劇伴は名だたる巨匠達が担当しています。
 
映画ミッションインポッシブルはテレビシリーズMission: Impossible(邦題スパイ大作戦)をベースに主演のトム・クルーズと映画プロデューサー ポーラ・ワグナーにより第1弾を制作されました。
映画シリーズは現在も続いており最新作は2部作として2023.24年に公開予定です。
興行収入は35億ドル歴代16位。新作公開で全8作となり更なる記録が期待できます。
 
テーマはテレビシリーズ“スパイ大作戦”で作曲したものがアレンジを繰り返し現在も愛され続けています。ここからは音楽と作品と共にご紹介していきます。
 
まずテレビシリーズスパイ大作戦です。

そしてトム・クルーズが制作した第1弾で担当したのはダニー・エルフマンです。

テレビシリーズはブラスやフルートでスパイ感が表現されていて雰囲気がとても良いです。
一方映画は勢いと力強さを感じてキャッチーに仕上がっていますね。
第1弾の評価には当時賛否両論あったようです。
テレビシリーズはスパイの心理戦をメインとした作品。
それをトム・クルーズがただのアクション映画にしてしまったと大批判。
音楽もダニー・エルフマンの方がアクション映画と息が合います。意識して制作されたのですね。
賛否ありましたが興行収入4.5億。当時のランキングで3位を記録しました。
 
すぐに続編が決まり2000年に第2弾が公開されます。担当はハンス・ジマー

製作費1億2500万ドルを贅沢に使い前作とは比べ物にならないド迫力アクション。
ハンス・ジマーもギターアレンジを加え前作より更にアクション路線に合わせて制作しているのが分かります。
 
2006年公開の第3弾、11年公開の4弾の担当はマイケル・ジアッチーノ

3作目は過去作の中で最もスケールを大きく表現したオーケストラアレンジ。
トム・クルーズが毎回監督を変えたいという方針もあり
今回監督を担当したのは“LOST”などを手掛けたJJエイブラムス。
映画初作品として話題となりました。今作はテレビシリーズに回帰するというテーマがあり、
ド迫力アクション路線から登場人物たちチームで婚約者を救出するといったアクションに加えてストーリーも充実させました。
4作目はJJエイブラムスファミリーが投入されます。
“LOST”を共同制作したブライアン・パークを制作に迎え、ソーヤーを演じたジョシュ・ホロウェイも出演。


トレーラーは2010年ごろから流行のFXやドラムスをカット変わりに加えてかっこよく演出。
本編はテレビシリーズにやや似ていて劇中でもかけられそうなスパイ感があります。
 
2015年公開の5作目を担当したのはジョー・クレーマー

ストリングスを中心にサンペンス要素を強くしたオーケストラアレンジとなっています。
JJファミリー色は薄れマイケル・ジアッチーノも退任。
代わりに今作の監督を務めたのは
映画“アウトロー”でトムとタッグを組んだクリストファー・マッカリー。
アウトローファミリーで音楽担当をしたジョー・クレーマーが抜擢されました。
ちなみにマッカリーは公開前のデッドレコニングまで担当することが決まっています。
 
そして現在公開最新作の6作目を担当したのはローン・バルフ

2023年公開予定のミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEも担当することが決まっています。

こちらはアベンジャーズのような終末感コーラスアレンジ。とても良いです!
ローン・バルフは次世代作曲家として、ターミネーター、パシフィック・リム、バットボーイズなど続編を多く担当している印象があります。
というのも所属はハンスジマーの事務所であるリモート・コントロール・プロダクションズでした。
巨匠たちがローン・バルフに仕事を振っているのでは無いでしょうか?
いかがでしたでしょうか?
シリーズは全8作!振り返ると常にヒットさせ制作に携わり続けるトム・クルーズのプロデューサー能力の高さが今回良くわかりましたね。
 
ちなみに筆者はマイケル・ジアッチーノが担当した4作目ゴースト・プロトコル(2011年)を推します!Aメロのパーカッションとストリングスが奏でるスパイ感。
かつアクション作品としてブラスが盛り上げ、その共存がミッションインポッシブルを一番表現できているのではないかと思いました。
是非聴き比べてみて皆さんのお気に入りを見つけてみてください。