【緊急】 ”男系を維持しながら皇位継承の選択肢を増やす”?「愛子天皇」に背?~国会で出始めた”珍論”皇位継承論、国民の知らぬ間に”静かに議論”?~敢えて珍論を糺す
◆ある会派が衆院正副議長に提出した「皇位継承に関わる意見書」を入手~”男系維持”で一部”珍論”を展開
この間、国会で密に始まりつつある「皇位継承にかかわる意見集約」について、ようやくある会派が正式に衆議院の正副議長(額賀福志郎議長、海江田万里副議長)へ提出した「皇位継承に関わる意見書」を入手した。本来、「国民の総意にもとづく統合の象徴」である天皇の地位に就くことに関するあり方の議論ですので、正々堂々と国民の前に示されるべきだが、「国論がこの問題で分断するのを避けたい」(国会関係者)との意思が働いてか、岸田文雄首相が昨年「各党におかれても国会で(皇統の維持にかかわる問題について)大いに議論していただきたい」との提起を受けてから、年末、衆参の正副議長がそれぞれの院内の各会派(政党とイコールではない)に「意見をまとめておいてほしい」「3月以降、衆参正副議長と各党(会派)代表からなる協議機関で皇位継承や皇統の維持等に関わる意見をまとめたい」との話が持ちかけられたのだった。
「2月までに各会派の意見を提出してもらう」というスケジュール感で正副議長から
各会派に提案されていたのだが、例のパーティー券裏金問題とか、いろんな問題が自民党で続発し、国会審議と各会派の時間とエネルギーがそちらにとられ、「意見集約」は遅れがちとなったようだ。これはむしろ幸いだったかもしれない。
この度、ある関係者の好意で入手したので言いにくいのであるが、真っ先に出されたと思われる意見書は、国会議員の認識レベルが余りに浅いことに愕然とするものではあった。そして、提供者の承諾も得て、会派名は公表しないものの、静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授の意見をうかがいながら、意見書に示された項目ごとに批評をつけて本noteでみなさんに提供することとした。
以下、当該会派から出された「皇位継承に関わる意見書」に書かれた部分についてはその都度<本文>、その部分に続けて批評した部分の冒頭には<評価>と付して紹介したい。前述したように、「意見書」については御多忙中にもかかわらず、小田部先生にチェックの上ご意見をいただき、それに私が国会のあり方を踏まえての分析をふまえた批評をまとめた。したがって、あくまで文責は篠原常一郎にあることをお断りしておく。
一言、付言するなら、こんな重要な問題についてメインメディアはほとんど報道しない。国民を”蚊帳の外”に、波風の立たないように皇室典範改正をやり過ごそうとする者たちと”共犯関係”を取り結ぼうとしているのか?
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