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【自民党総裁選】”静かなる過熱”~若手担ぎだしに菅義偉前首相動くか?「進次郎出馬」に小泉純一郎元首相も興奮


【画像① 夫人の滝川クリステル氏について問われた小泉進次郎氏は、「初めて会ったときは初対面でした」と頓珍漢トークをした。この手の”進次郎トーク”は多く、ある意味、都知事選後にさかんにいわれた”石丸構文”の先がけだったのかもしれない。愛犬アリスと横須賀市の実家前で取材に応じる小泉進次郎夫妻。2019年8月。】





◆総裁選を来月に控え、自民党内”風雲急”、若手指向に菅前首相傾くか




総裁選を来月に控えて、自民党内は”静かなる過熱”状態になりつつある。総裁選出馬と目される茂木敏充幹事長などは外遊に出て存在感を示そうとしているが、とっくに引退したはずの党重鎮たち(”石破推し”の山崎拓氏、若手の”コバホーク”(小林鷹之氏)推しの伊吹文明氏など)が蠢き始めた他、麻生太郎副総裁や菅義偉前首相らの動向にも注目が集まっている。


その中で「手駒に”小石河”(小泉進次郎、石破茂、河野太郎)を持っている」と言われてきた菅氏がどうも若手指向となり、小泉進次郎推しになるとの話が浮上してきた。


「菅氏はもともと石破氏が本命だったが、岸田文雄政権のあまりに低迷する内閣支持率の煽りとこの間のパーティー券キックバック裏金問題での国民からの猛反発によって”暴風域”にある党の立て直しには、リーダー若返りによる刷新感をもたらすしかないと考え、小泉進次郎しかないとの判断に傾いたようだ」(菅氏に近い自民党国会議員)



【画像② 自民党内が主要派閥解消状況の中で、”非主流派の総帥”的な立場で存在感を強めた菅義偉前首相。春以来、”ポスト岸田”候補とみなされる加藤勝信元官房長官や小泉進次郎元環境相らと会食するなど、蠢いている。しかし、最近、スピーチで次の言葉が出にくいなどのもたつきがよく見られ、”衰え”を感じさせる。】




菅氏は同じ神奈川県選出ということで小泉進次郎氏、河野太郎氏共に近しい関係だが、河野氏も61歳でニューウエーブという感には程遠い。元環境相と閣僚経験がありながら、いまだ43歳と若い進次郎氏の方が”若返り”イメージが強い。


「伊吹文明元衆院議員や甘利明前幹事長が担ぐ”コバホーク”は49歳で、40代の複数が総裁候補に手を挙げること自体が、自民党全体が変わろうとしているという印象を国民に与え、総裁選後の衆院選、参院選での失地回復につながるという期待もある」(同)



【画像③ 二階派重鎮の伊吹文明元衆院議員や甘利明前幹事長に担がれる”コバホーク”こと小林鷹之前経済安保担当相。「時が来たらチャレンジしたい」と首相の座への意欲を語る。小泉進次郎氏のライバル格だ。】





◆「50歳まで総裁選に出るな」との戒めを撤回か~小泉純一郎元首相




小泉進次郎氏が総裁選候補として話に出てくるようになった背景に、父である小泉純一郎元首相が息子に対して言い渡したという「50歳を過ぎるまで総裁選に出るな」との戒めを撤回し、進次郎氏にゴーサインを出したとの情報がある。これは、どうも小泉家関係者から記者に流れたもののようだ。





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