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卒業制作その3🐟

卒業制作の中間発表での審査の方に言われた

これって何料理?🇮🇹🇫🇷

私は目が点になってました。
今思うと、審査の方はそこまで深い意図は無かったのではないかと思うのですが
私はそこで止まってしまいました。

私達の班のコンセプトはイタリアンでした。
それを最初のプレゼンで伝えてからの試食だったのでその質問が出て深く悩むことになりました。

何をすればイタリアンでフレンチ?
イタリアンとフレンチの境界とは?

今思えば胸を張ってイタリアンです、と答えられれば良かったと思います。
ですが、それを主張して認めてもらえる腕と言葉は僕にはありませんでした。

中間発表を終え、考えることに。
調理法はマリネとコンフィと低温調理。
両方で使われるものだし、イタリアン、フレンチを分けられるものではない。
そうするとガルニ(付け合わせ)とソースくらいしか思いつきませんでした。

最終的にはシンプルな付け合わせに緑、白、赤の3色のソースと言う安直な考えと、ソースの作り方も素材の味を生かした自分のイタリアンの解釈で作るくらいしか出来ませんでした。

卒業制作では、結局それをイタリアンとして認められたかは微妙だった思います。
15年経ちましたが、言わせてください。

いいんだよ、その意図を持って作ったなら立派なイタリアンだ。

この他にも昔の自分に伝えたい言葉は色々あります😂
また改めて書きたいと思います。

今でも自分の中ではサーモンコンフィの印象は強く残っているので、どのように作ろうか毎年考え直すのですが、年々自分の中で変わるのを楽しんでる部分があります。

学生生活の集大成卒業制作、料理に没頭出来た素晴らしい時間を送ることが出来、完成度が高いとは言えないかもしれないけど今でも思い出し、何度でも作り直せる料理を考案した学生の自分を称えたいです。

卒業制作はこれにて終了になります🙇‍♂️

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