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【映画】ゴーン・ガール

 85点

間違いなく前に映画館で一回見て、とても面白かったので後でじっくり感想書こう…と思っていた。しかし私のevernoteには一切記録がない。しかも映画見てて、ほとんど初めて見るような感覚で…。見たのはまちがいないし、相当面白いのだが。

この映画、サスペンスというか恐怖映画に近い。あるパーティで知り合った男女。どちらもライター的な職業なのだが、女性の方は大ヒット小説の「完璧なエミリー」のモデルになった人物で、書いたのは有名作家の父親。もちろんその女性も世間からは有名人として一目おかれている。何より綺麗でスタイルも良い。

ただ美人と結婚すれば人生うまくいくか…というと、全くそんなことはなく、映画の中ではこの女一体何をしでかすのか…という狂気でしか描かれていない。そして最後は世間的にハッピーエンドに収まるのだが、これから二人はどうするのか…という続編の雰囲気を残して終わる。

以下はネタバレ

とにかく、面白い。
最初は誘拐された妻を必死に探そうとしている旦那…として世間の同情を買っていたのだが、教え子との愛人関係が暴露されたり、誘拐現場から大量の血痕を拭いた後などが見つかったり、全くデマカセの子供ができていたから殺したという事を言い出す近所の奥さんも出てきて、今度は殺人犯として非難を浴び出す。ところが、奥さんの方はしっかり逃亡しており、全てが奥さんが浮気された復讐で旦那を殺人犯に仕立て上げよう…という計画だったということがわかってくる。この計画がすごい。しっかりスケジューリングされて着実に実行されていくのだ。

全ては奥さんの計画通りに物事が進むのだが、モーテルの隣室のカップルにお金を持っていることを見つかり、全財産を奪われてしまってから、完璧だった計画に乱れが生じる。一文無しになった彼女は、高校時代に自分をストーカーして警察に捕まった男に連絡して迎えに来てもらう。その男は今でもエミリーが好きで、頼られたということで張り切ってしまうのだ。

旦那の方は旦那の方で、何とか自分に向けられた疑いを晴らそうと動き回るのだが、奥さんの作戦が完璧で手の打ちようがなく、唯一の理解者であった妹も共犯者ということで逮捕されてしまい、もう絶体絶命。

エミリーはストーカーとの生活を望まず、なんとかこの偏執狂的な男との生活をやめたいと考えた結果、彼女のとった行動が、もうおったまげ。まさかこんなことまでして…と椅子から転げ落ちそうになったが、結果彼女は元の旦那の元に帰り、その経緯がテレビで全米に映され…。

しかし旦那は、自分を殺人犯に仕立てようとした奥さんが帰ってくるわけだ。普通なら絶対に受け入れられないし、その場で警察に突き出すだろう。それがそうならない仕掛けがあって…笑。

まあ綺麗な人だから許されるが(笑)

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