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【コンサルだけじゃない!】仮説思考の重要性と使い方

コンサル業界で不可欠なスキルである問題解決能力。
その中でも特に重視されているのが仮説思考です。

ただ仮説思考と聞いても、抽象的でよくわからないと感じてしまうと思います。

本記事では、そんな教科書では学べない仮説思考について、紹介したいと思います!


仮説思考とは

仮説思考とは、「仮の答え」を出してから問題解決にとりかかることです。

必要であろう情報を全て収集して分析し、その結果をもとに解決策を考える従来のアプローチとは異なり、経験や発想、現在ある情報をもとに、「最も答えに近いであろう答え」を出発点とする考え方です。そこから必要な情報だけを集めて仮説の精度を上げていくため、従来の問題解決に比べて効率的であり、かつ正確性も高いのです。

もし問題がすでに発見されている場合、仮説として問題解決の方法を提示しますが、多くの場合ビジネスでは問題が明らかになっていません。そういった時は、まず問題はなにか仮説を立て、具体的な問題をはっきりさせた上で問題解決の仮説をする、というプロセスをとります。

仮説思考に伴って必要となる三つの力があります。

  • 先見力:現時点で分かっている情報をもとに全体を見通す先見力

  • 判断力:重要な情報はどれか、それをどう戦略に生かすか判断する力

  • 実行力:周りを引っ張り、戦略を実行に移す力

これらを活用して仮説、検証、実行というプロセスを実行することができます。


実はあらゆる業界で役に立つ!

トレンドの移り変わりが加速し、企業の経営方針もそれに合わせて変えていかなければいけない時代になりました。

そんな中で、意思決定をする前に必要な全ての情報を集めて分析することは不可能です。可能だったとしても時間がかかりすぎる、集めた情報の一部しか役に立たない…などといった不効率がたびたび発生します。

そうこうしていくうちにまた新しいトレンドが現れ、それまでの情報収集が無駄になってしまう、ということも大いにあり得るでしょう。

そこで重要なのが、仮説思考を用いてよりスピーディーに解決策を提示・検証し、実行に移すことが大切なのです。


仮説思考の使い道

仮説思考には、一番大きな目的である「問題解決」から派生して、以下のような使い道もあります。

全体を俯瞰して仕事を進める

仮説思考でない従来のアプローチだと、問題解決の終盤になってやっとプロジェクトの全貌が見えるという問題があります。これだと目標を見据えて進むというよりかは、一歩一歩進みながら次のアクションを考えることになるため、行き詰ったときの方向修正が困難になってしまいます。

仮説思考があれば、問題解決の大まかな道筋がすでに分かっているため、つまづいたときでも、全体を俯瞰して改善策を考えることができるのです。

リーダーシップ

多くの人を率いて何か行動を起こすとき、仮説を用いて行動の方向性や目標を明確にすることができます。

航海と同じで、1km先で東に方向転換し、その3km先で北東に方向修正する、といった細かい指示だけを都度出すよりも、今日の目的地は鬼ヶ島だと伝えたほうが、乗組員が目的を見失う可能性が低くなります。

ビジネスの現場でも、「売り上げを向上する」という大きな目標を掲げたうえで、各部門に口コミ戦略を強化する・原材料コストを抑えるなど、具体的なアクションプランを提示したほうが、ただ部門ごとの改善案を出すより効率的なのです。

動かす組織が大きれば大きいほど、仮説思考は重要となり、全員が一丸となって問題解決にあたるための礎になるのです。


うまくいく仮説思考のポイント

深く掘り下げられている

仮説を立てるとき、表面上の問題提示や、浅はかな解決策を挙げるだけでは成功しません。
たとえば、ある会社の売り上げが低迷している理由を探り打開策を提案する際、「SNS施策がうまくいっていない」という表面上の原因を仮説としてしまうと、行動に移しやすい具体的な解決策を挙げることは難しいでしょう。

そこで、SNS施策がうまくいっていない原因を掘り下げて考えていくと、
①ターゲティングを誤っている
②コンテンツがユーザーに刺さっていない
③コンテンツが正確性に欠けている
④更新頻度が低すぎる
といった具体的な原因をリストアップすることができます。

これをもとに、どの要素がSNS施策の失敗に一番影響を与えているか分析し、解決策を講じるのです。
②が大きな原因だった場合、ユーザーインタビューを行いコンテンツに対する印象や興味を持っている分野について尋ね、それをもとにコンテンツを練るといった具体的な行動方針を出すことができます。

他者の意見を取り入れている

仮説を立てたあと、一人で分析・検証していると、一つの思考回路から抜け出せなくなったりと悪循環に陥る場合があります。そのため、仮説を立てたら、他の人とディスカッションすることが欠かせません。

会議やインタビューを通して仮説を他者と共有することで、社内では上司や同僚、社外ではクライアントや消費者との会話を通してより多くの視点から仮説を検証することができます。
そこから新たな解決策が浮かんだり、より精度の高い案だしを行えるのです。

情報収集は可能性を狭めるために行う

仮説思考では仮説を検証し、より的確なアクションプランに落とし込むために情報収集を行います。そのため、現時点で仮説が正しい軌道上にある場合、それに関連した情報だけを集め、仮説の中で最も重要だと思われる要素をあぶり出し、それに対してより具体的な策を考えるのです。

これが仮説思考における情報収集の立ち位置であり、ただ闇雲に情報を集めて問題解決の選択肢だけを増やしていくのではありません。そうでないと、案が永遠に収斂されず、行動に移すことができなくなってしまいます。


いかがでしたか?
本記事では、問題解決に役立つ仮説思考について紹介しました。
情報収集の方法や周りとの意見交換など、普段の生活にも取り入れられるもののあるので、ぜひ試してみてください!

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最後までご愛読いただきありがとうございました!
次回もお楽しみにしてください!!

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