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とにかく、あなたが好きなんです。

長くなりそうなので、万が一おつきあい的な大人の配慮で、読まずに「好き」しとこう、って思うなら、読まずにそっと閉じてくださいね。snsなのに、不必要な気を遣ってしまいますから。アップした途端に読まずに好きされたら、とても申し訳なく思います。

1ヶ月ぶりにkと帰りに会った。「今週はリモートなし、社畜のように働いてるわ」って言いながら定時で帰ってるんだから、「世界中の社畜さんに謝ってよ」って笑った。

あなたが好き。

人を好きになるのには理由なんてなく、ただ好き。

「好き」には入口と出口がある。例えば私の場合、「kが好き」が入口だとしたら、「頭が尋常じゃないぐらい、いいところが好き」って「1つの」という出口はある。入口1つに対して、出口は無数。「頭が尋常じゃないくらい、いいところが好き」という出口から探しても、「kが好き」という入口にはきっと到達できない。砂浜で落としたピアスのピッチを探すぐらいに難しい。

こちらnoteで好きな人達が「意識高い系」という記事をどこかで見かけ、それについて記事を書かれてて、「あー、それは私のことだわ」ってシュンとした。でも社交辞令でも「あなたは違うよ」って言ってもらって、小心者の私はちょっとだけ安堵したけど、世間一般にはそう思われるのだろうな、とは今も思う。

ちょっとワインがなくなったからグラスに注ごう。リーデルの足がついてないグラスで。

この、例えば「空気読めない人の特徴」とか、そういうカテゴライズの記事は山ほど世の中にある。「愛される女の特徴」だとかこの類には枚挙にいとまがない。それだけ俗世的な関心が溢れてるということ。思考を停止して、「こういうタイプの人がこう」ってはめることで、安心できるから。

でも私は思います。

きっと、こういう「出口」(例えば空気読めないとか)に対して共感しているのではなく、自分が知ってる「好きな人」「嫌いな人」という「入口」がすでにあって、特徴を表す「出口」がその特定の人にぴったり当てはまるから、「そうよねー、わかるー、こういう特徴があるー」ってなってるだけじゃないかな、と。そして、その「出口」は実は「入口」とちょっぴり重なってはいても、イコールではきっとない。「空気が読めない人の特徴」なのに、「愛おしいあの人の特徴」だったりするじゃない?

ということは、出口から入口を探しても、あまりにも無数すぎて、主観的すぎて、決してその「好き」「嫌い」な特定の人へとは辿り着けないということになる。

結局、この人が「好き」か「嫌い」しかない。本当は主観だけなのだ。

愛おしいあの人が、世間で揶揄されるような特徴を持ってたとしても、その人を嫌いになったりはしないの。

美しい詩をかける人が好きなわけじゃない。

二元論で物事を考えないから好きなわけじゃない。

大きな決断をして応援したいから、好きなわけじゃない。

美味しいご飯を作ったり、素敵な旅行記を綴ってくれるから好きなわけじゃない。

変態だから、エロいから好きなわけじゃない。

誰とでも仲良くなれる、私の分身みたいだから好きなわけじゃない。

あなたがとにかく、好きなんです。

kとの帰り道の3分ぐらいに、別れ際に「前髪切ったよね?」って言われた。「ちょっとだけよ、変な生え際があったから」と私が言い終わる前に、「サキがちょっとでも前髪切っても、すぐわかる。眉毛でも、身体中のありとあらゆる毛でもちょっと切ったり、剃ったりしたら、俺はすぐわかる。そして、あそこも、、、」と、卑猥なことまで妙に真面目に演説するkに、「もうちょっと、やめてよ」って、恥ずかしくなって叩きながら、愛おしく思う。

こんな卑猥なことを言う人が好きなんじゃないの。

あなたが好きなだけ。

分析ばかりしてきた女が結局行き着くのは、そういう結論です。

だから(?)、引き続きみなさん仲良くしてね。

おつきあい的に私は「好き」とかできないし、ちゃんと読んで「好き」してる。だからnoteの改変も、問題ない。むしろ、無理に好きしてくれてた人はこれで楽になるのでは?って思ったり。記事を見逃して、好きもコメントもできないことも、たくさんあるけれど、きっとここまで読んでくれてる人のことは、私は間違いなく好き。

いつもありがとう。大好きです。

あ、水曜だけど、もうちょっと飲んで話してもいいかな。

そして、kとすごく久しぶりにLINEで話して、どんな時もkの一言が私のスイッチを入れるんだなって感心したわ。「サキのちょっと苦しそうな表情を見るのが興奮する」って言って、私が見てなかった動画を送ってくるのは、世間的には薄っぺらい行為かもしれないけど、私は愛おしく思う。

その薄っぺらい行為からkには、どうやっても辿りつけない。

私だけの「入口」。

今日は筋トレおやすみー。



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