感情より理性を優先するべきであること
前書き
このnoteには、感情より理性を優先するべきであるということが書いてある。
感情より理性を優先するべきである根拠
進化心理学を待つまでもなく、感情は古い環境を参照している。自然淘汰システムを利用して進化した感情は、自然淘汰システムを利用しているがゆえに、少なく見積もっても産業革命後の急速な技術発展についてくることが出来ていない。
チェリーピッキングかもしれないが具体例を示す。
・ダイエット及び食生活に関わる全般に近い領域。
・我々は卑猥なことを未成年に見せたくない感情を持つし、それは刑法175条に条文化されているが、しばしば彼らは我々の想定以上に成熟しているし、性衝動のはけ口を提供する必要がある。
・宗教などの紛争。敵・味方の分類、及びそれらに関する感情は破滅的である。
・死生観の問題。例えば延命治療における苦痛、家族の感情で挿管される老人の苦痛について。尊厳死を望む者にそれが与えられない苦痛について。
・生殖について(反出生主義に基づく)。最良の場合でも、子供は80年程度生老病の苦痛を味わい死ぬ人間個体である。感情や本能は子供を作れと命令するものの、理性的に考えれば苦痛を味わう個体を無から引き出してくるというのは倫理的に悪であり、避けるべきことである。
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