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たね

夜中に目が覚めた、 癖で画面に手を伸ばす。本当は何時だっていいのだけれど。喉が乾いてることに気づいて少し動いたら部屋がぬるくて、スーツのまま入っていた布団の中が気持ち悪かった。 胃が重くて、暑くて、意味の無い音が口から漏れる。 体調が悪いとき、自分の胃の中を想像する。 食べたものがぐずぐずに半固形のまま混ざって、脂が固まったり、溶けたりを繰り返している。 空気の潰れる嫌な音が鳴る。 1回、綺麗に洗いたいなとよく思っている、しばらく断食をしてない。 無性に果物を食べたい。最

    • 雑魚愚図なめくじ

      学生のとき男女って枠にかなりこだわってたと思う ずっと男になりたかった 男だったら家族は壊れなかったし、好きな子の隣にもいられた。贔屓されることも貶されることもなくて、それで自分がひねくれることもなくて、もっといい友達になれた。守る側の人になりたかった。結婚して、子どもと嫁が待つ家に帰りたかった。お父さんになりたかった。自分の父親のこと尊敬してるから、同じ仕事に就きたかった。同じ道を歩いて尊敬してることを行動で伝えたかった。なれない。全部女の体してる自分が悪い。 それを受け入

      • 母性神話嫌いなのに(お母さんはすごいって価値観はお母さんは辛くならないみたいな神格化のたねなので)結局自分も絵にしてしまう、業〜

        • 何にでもなれる

          自論だけど絵を描く人として一番の愛情表現は対象を描くことだと思ってる。ので、好きな友達みんな描く。 友達をイメージした服は描いてて楽しい。この子は丸い襟、袖にフリル、宝石みたいな飾り。こっちの子は胴体と袖の素材が違うシャツ、この前のスカート似合ってたな、風が吹いた時だけ実体が見えるようなゆるい布。服以外も、あの子はお人形さんみたい、目は薄くてかわいい色で遠くを映してる。あの子は意外と熱いものを持ってて、氷が燃えてるみたい、お花みたいな力強さも持ってるように思う。表情は柔らかく

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          キスミー

          長旅のお供に、久しぶりに紙とペンで絵を描いた。 いつもはスマホに指で描く。絵を描くことになるべくお金はかけたくないって美学、中学生の自分が泣かないように。 いつも描く女の子のこと、紙の上にはなかなか描こうと思えなくて、きみは液晶の中にしかいないんだねって話しかけた。次は、小田原駅。 ううん、違うよ。ちゃんと私は君から生まれてるよ 僕の指がきみの形をなぞりたがる 液晶は指の電気に反応していて きみは体の表面を纏う電気そのもの、 画面に触れたときのほんのりとした温度がきみの体

          がおー

          楽しいね〜は言っても楽しい!は言わない じゃんけんでパーは出さない 宝物になりそうなものは粗末に扱う 人といるとき、表層だけで笑って奥の感情までは動いてない、だからふわふわしてるねって言われる。これうれしい。お互いのためのふわふわ。でも別に表層が嘘ってわけじゃないから。 怖がる前に道を握り潰すのが僕の自衛なのかもって気づいた(それ以上は自意識過剰で気持ち悪い気がしちゃってできない) 楽しいを人質に取られないように、手のひらを触られないように、大切なものを壊されないように、そ

          フラットに考えたら私である私って結構お母さんに似てる そう思うと期待されやすい像の方が本当の僕自身なのかもしれない、今だに掴めてないけど 私もお母さんにお母さん自身が許せないような期待をかけてしまったんだろうなと思ってそれからあまり責められなくなった

          フラットに考えたら私である私って結構お母さんに似てる そう思うと期待されやすい像の方が本当の僕自身なのかもしれない、今だに掴めてないけど 私もお母さんにお母さん自身が許せないような期待をかけてしまったんだろうなと思ってそれからあまり責められなくなった

          殺意

          本当に久しぶりにネガティブ超えて人を傷つけたい気持ちになって全方位トゲトゲ~の絵を描いた 伝わってほしかった人にはいつも刺さらなくて圏外の人の中の変な場所に刺さるからやめてたかもしれない、伝わってほしいと思うことが間違いだったから 昔から私のことインスタントに好きになってくれる人ってみんな「守ってあげたい」とか「救ってあげたい」とか言うけど、何から? それって、「守られないと生きていけない私」を期待してるよね。私はあなたがいなくても生きてきて今ここにいるのにそこを都合よく無

          ステージネームと踊りましょ

          このnoteを書くために自分の画像欄見てた 思ったより茶髪の子(サムネ)のこと描いてない、イマジナリーフレンドで子どもで恋人で片割れのあの子 色落ちした部分と地毛の部分が、よく描く子ふたりみたいで良いなと思って伸ばしてた、細胞が入れ替わるのが目に見える数少ない場所、過去のいろ 過去を記号にしてお話しするのが好きだから、変わったところと変わらないところを確認して安心したいから、ちゃんと今生きてる自分が最新で、自我だって思い上がりがあったから 自分と対になる名前をあげて、呼んで

          ステージネームと踊りましょ

          もろもろ日記

          ⬆️架空の恋人にダメ出ししてもらえる診断 こういう例え話してくれるところが好きで付き合ったんだよな…って架空の思い出が駆け巡った( ; 仲良くする人は選んだほうがいいって言うけど、友達を自分から作ったことが少ないので選ぶほど手元に残ってないし、選ぶとか偉そうな感じだし、減らす前提で人に近寄るのもなんか気まずい、人のこと好きにも嫌いにもなりたくない… せや!先着順で人のこと大切にして、過ごした時間が長いほど優しくしよう!←間違い かけた時間とか労力は同じくらい返ってくるはず

          もろもろ日記

          太陽の光は全ての人に平等に降り注ぐ。駅前、まばらに歩いている人はみんな、その温かさを享受しているように見える。同じようには受け取れず、着膨れの中で、足の先まで石みたいに固まっている自分が惨めに思えて仕方がないから、下を向いて歩く。 2月の空は風もなく、嘘みたいに青くて腹が立つ。 すべてに、要らない存在だと突きつけられる。 防犯のために、誰もいない家に帰るときでもただいまを言いなさいと幼い頃言い聞かされたことを思い出す。思い出すだけで、自分なんてどうなってもいいと思っているか

          露骨な暴力、アダルトコンテンツ、あと生きる

          描きました。個人的に1年の締めくくりとしてとてもよい絵になりました。今年もありがとうございました。うれしいのでこの絵ができた経緯を書いておきます。でも全然楽しい話ではないです。元気ない人は引き返してください。塩置いておきますので…🧂 2023年はじまってすぐ、性別のことで嫌な思いをしました。髪も短かったし、変に媚びたりしてない、てか話してすらない人に、ただ体が女だったって理由で。 どれだけ自分が善い人間になろうとしても、わたしのこと最初から女体として消費しようとしてくる人に

          露骨な暴力、アダルトコンテンツ、あと生きる

          共通の光見て眼が焼けること

          ⬆️⬇️昨日のnote書いてて思い出した、2020年ごろの絵たち 髪長い方の子は茶髪の子の元になったキャラクターです、くまのぬいぐるみの擬人化でした ずっと家事やったり家の空気明るくしたり、そういうのができない兄弟を馬鹿だなあと思うことで僕はここにいていいのだ!必要なのだ!って安心を得ていたのに、就職して実家から出て、自分のためのお家、自分のための家電、自分のための電気代!いいことも悪いことも全部自分のためでしかない状況が怖くて、誰かに生きる意味になってほしくて、でも友達

          共通の光見て眼が焼けること

          守るよ、僕の全てを捧げ

          描きました⬇️美少女久しぶりでたのしかった さいしょに この絵を描いたきっかけを書くには自分の名前と絵を描く理由、自キャラの話をしなくてはいけない。(本当にそうか?)(わからなくなってきた)(でも書く) 陰湿な目つきとは?名前なの?由来は?調べてみました! 答→タレ目で一重で、陰湿としか言えない目つきなため 思い返せば幼少期から笑わない、睨んでる、愛想がないと言われてきました。言ってくるのはみんな意地悪なひとだったので気にしていなかったのですが、ある出来事を境に理解させら

          守るよ、僕の全てを捧げ

          固え糧(笑)

          ↑言う時期を逃したダジャレ 少し前まで人生はどこかで待ってくれてるであろうご褒美みたいな運命を求める旅だと思ってて、胸張っていつかまだ見ぬあなたに出会えるようにと頑張ってたけどその時まで死ななければおとぎ話みたいにハッピーエンド、ってかなり外に甘えた思考だったなと 王子様に見つけてさえもらえたら幸せなんて運ゲーじゃ泡になって終わりだし、そもそも物語の裏にはいつでも主人公になりきれなかった死体が転がっているので中途半端じゃ泡以下 人と話したり自分と向き合って絵描いたりする中で

          あたしの中で目を細めて笑う あなたは生きている

          スーツ男を描き始めたのとアカウント名を陰湿な目つきに変えてからだいたい3年経ったらしい 記念パピコ! むかし、集団や肩書から逃げたら自分の中身が空っぽなことに気づいた やりたいことも守りたい人も何も持ってないのに一丁前に何年も過ごしてきた醜い皮、そんな状態で、どうして昨日の自分と今日の自分が同じだと思えるんだろう…明日にはスイッチが切り替わって価値観が真逆になってるかもしれない、誰かに乗っ取られて人に優しくできなくなって、それを疑問にも思わないかもしれないと考えると怖くなっ

          あたしの中で目を細めて笑う あなたは生きている