【映画】君の名前で僕を呼んで (2017)

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君の名前で僕を呼んで (2017)

監督
ルカ・グァダニーノ

脚本
ジェームズ・アイヴォリー

出演
ティモシー・シャラメ
アーミー・ハマー
マイケル・スタールバーグ
アミラ・カサール　他

積読リストからNetflix配信にて。

1983年の北イタリアのとある田舎町（?）でのひと夏の物語。
大学教授の父を持つ17歳エリオ。毎夏、父は学生を招き、自宅に住み込みで助手として考古学研究をしてもらうようだ。
この年にやって来たのはアメリカ人のオリヴァー。

エリオとオリヴァーは男性同士でありながらお互い惹かれ合い…という、同性愛を描く映画ではあるが、その点にフォーカスするというより、北イタリアの景色や人々の生活がスタイリッシュに切り取られ、映像も音楽も、そして最後にエリオへ贈る父の言葉が締めくくりとしてとても美しい作品だった。

1983年という設定ではありながら、最後の父の言葉は現代的な価値観に照らし合わせても非常に響くものとなっていて、反対に当時から人々は変わらず同じテーマに直面しているのだという思いにもなる。

エリオ役のティモシー・シャラメの艶のある佇まいがとても良かった。
先日観賞した『天才マックスの世界』のウェス・アンダーソン監督作品である『フレンチ・ディスパッチ』の出演者にも名を連ねており、観てみようと思う。