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V/H/S/85


これ何作目だ?

『V/H/S/』シリーズの.…ちょっと調べてみるとだな。
1作目が『V/H/S シンドローム』
2作目が『V/H/S ネクストレベル』
3作目が『V/H/S ファイナル・インパクト』
4作目が『V/H/S/94』
5作目が『V/H/S/99』
6作目が『V/H/S/85』←今ココ。
タマゲルわぁ、6作も出てん。
まぁ、1~3のカッコイイ副題が付いてるのは日本にコソッと来てるんですが、4~6作目の年号のヤツは来てないご様子。
1~3作目はもうBIGになったサイモン・バレットだのアダム・ウィンガードだのギャレス・エヴァンスだのジェイソン・アイズナーだのヤッてるワケなんだが、もう最後の『V/H/S ファイナル・インパクト』になると、ファイナル感(下火感)はあるが、さっぱりインパクトのある監督はヤッておらず、お通夜のような有様だった(いやでも、実は嫌いじゃないんだが)。
そんな『V/H/S ファイナル・インパクト』から、もうシカバネになっていたこのシリーズなんだが、なんか7年後の2021年に蘇ったワケよ?(謎に)

明らかにバカになっていた。

そんな謎の復活を遂げた『V/H/S』シリーズ。
明らかに何かがネクストレベルだった・・・。
いって、そんなに期待もされずにいた『V/H/S/94』。
シリーズの残り香はサイモン・バレット(99で早々撤退するが)ぐらいで、前に『V/H/S ネクストレベル』で、イッチョカミしたものの、あまりのアヒャヒャっぷりに浮いていたティモ・ジャヤントが、暴れ散らかして気が付いたら他のEPの影がボンヤリするという焼け野原状態(とは言え、他のEPも殺り散らかしてて面白い)。
ビックリしたのがどのEPも1歩も引かずに激しめのグロ&ゲス&バカでブン回してる点だな。
普通、オムバスって箸休め的に地味目のEP入るじゃないですか?
もう、ずーっと激しめなん。
で、イイ感じに評判も良く気をよくしたのか?
なんか1年に『V/H/S/99』が出るというね。
ここまで来ると、サイモン・バレットは居なくなっていて代わりに、どこの馬の骨かも知らない奴らが蠢くオムニバスとなっていた・・・が、この馬の骨の中に『Deadstream』のヴァネッサ&ジョセフ・ウィンターが居たり、あの『KUSO』のフライング・ロータスが居たり、と地味にご褒美感は『V/H/S/94』よりもあった事実。
とにかく『KUSO』のフライング・ロータスが普通にキャッチーなオレ達が大好きなタイプの作品を撮れることに衝撃を受けたわ。
で、今回も誰も1歩も引かずで各々やりたい放題で嵐のように終わった。

そして『V/H/S/85』

でだ、今回は85年という、ゆとり世代にはさっぱり取っ掛かりがない時代設定なワケだが、EPのひとつにエアロビクス(エビカニクスしかしらない。)の場面がしつこくTVに映っていたので、そんな時代だ。
なぜか今回は前回のどこの馬の骨な面々だけではなく、謎のにスコット・デリクソンのEPがあったりする。
マーベルの映画撮ってる人が何故にこのタイミング?(謎)
散々やり散らかしていたこのシリーズにスコット・デリクソン監督でテコ入れか?と思いきや..…
大丈夫、今回もロウロウファイファイなコキタナイ映像&ノイズまみれのゴアゴアしい貴様らの大好きなやつだ!(わーい!)

『Total Copy』デヴィッド・ブルックナー監督
繋ぎの場を温める繋ぎ繋ぎのEPは、そこら辺で拾った謎の生き物を研究所で育成したら、思いのほかヤバめのモンスター爆誕!!
感想【動物ってなかなかな懐かないよね。】

『No Wake』マイク・P・ネルソン監督
お約束の様にドブ水のような湖に遊びに来たリア充達。そのドブ水かと思った湖の水は秘密があった。
感想【あんな状態で生き残ったとて.…】

『God of Death』ジジ・サウル・ゲレーロ監督
メキシコの朝のTV番組中に巨大地震が起こりTVクルーが生き埋めに、救助に向かったレスキュー隊は瓦礫の下に古代アステカの神の神殿を発見する。
感想【このドリフっぽい感じが異常に好きだ!】

『TKNOGD』ナターシャ・ケルマーニ監督
パフォーマーの女性が舞台で仮想現実ショーと称して映像世界と融合するが、融合しちゃいけない物が混じってて、とっぷり仮想現実の取り込まれてしまう。
感想【四肢はもがれる為にある!】

『Ambrosia』マイク・P・ネルソン
普通のホームパーティかと思いったら、とんでもない奴らの集まりのパーティーだった!
感想【え!?お前ら達だったのか?!(伏線大回収)】

『Dreamkill』スコット・デリクソン監督
ドキッ☆夢で見た殺人事件が現実に?!
感想【ス、スコット・ゴアクソン.…(尊敬)】

優勝はスコット・デリクソン監督の『Dreamkill』(圧勝)なんだが、女性陣が女性とは思えないほど乱暴(褒めで)で、雑(褒めで)で、ノリ一発な作品『God of Death』『TKNOGD』は、おススメだな。

スコット・デリクソン監督のこの『Dreamkill』色々語りたい気持ち.…なんだが、とにかくこの中で一番グロいし、映像も汚いし、なんか本気出しで不気味な雰囲気ゴリゴリに出してん、V/H/S/シリーズなのに(空気読んで!)
オレがまだ若かったらトラウマになるようなEPだった。
『The Black Phoneと同じく、今回も電話の音声がなぁ…なんで電話の音声ってあんなに怖いんだろか?(素)

もうそろそろV/H/Sシリーズ日本に持って来てもいいんじゃないだろか?って思うわけよ?なぁ?

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