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brain science ②

結論:ブランドを体験してもらう、顧客とブランドを作る

顧客単価を上げるために良い例があるので紹介します。
勝手に名前をつけますが「AKB商法」です。

皆さんも知っている秋元康さんのプロデュースするアイドルグループAKB48ですが、そのAKB48を爆発的にヒットさせた方法です。

AKB48のファンはCDを100枚近く買うことをはご存知だと思いますが、秋元さんはCD以外の価値をしっかり提供し顧客満足を促しているビジネスの成功事例です。

2000円を100万人に売って20億円の収益を得るのではなく、20万を1万人に売って20億円の収益を得ています。顧客単価を増やせていますよね。

では、どうやって単価を上げるのか気になると思います。
そこで大事なのがオキシトシンとドーパミンです。

まずオキシトシンとは

スキンシップなどから出る物質で人間が生きている上で欠かせないもの。

フレデリック王子の孤児実験を例であげます。
スイスのルネ・スピッツというところで戦争後孤児55人を対象に行った実験です。

孤児55人に栄養満点のご飯を食べさせて、綺麗なところに住まわせて、生活環境に困らないようにしました。
ですが、コミニュケーションとスキンシップは一切取ったらダメという条件です。

結果55人中、16歳を迎えられたのは11人でした。
残酷な実験ですが、ここで言いたいのはスキンシップは人にとってかなり大事になります。

話戻りますがAKB48は握手会や、生放送ライブなどスキンシップで価値をあげています。

次にドーパミンについて

関心をかき立てたりやる気を起こしたりするスイッチのこと

ですが、注意してもらいたいこともあります。
依存性を高めるスイッチでもあることです。

妄想をかき立てたるストーカーや、パチンコ店で車に子供を置き去りにするニュースがよく出ます。パチンコで当たりが出た時の音や演出は人のドーパミンを激しくかき立てています。
パチンコをすることが悪いことではありませんが、二次被害には気を付けましょう。

それではAKBがどのようにドーパミンを顧客に出させたのか。
CDを買うことによって選挙への参加ができます。選挙をすることで応援ではなく関与させています。
握手会では、握手の握り方も両手で大きく振っています。
そして、何回も握手に回ってくる人には素っ気ない素振りを出させる。これはなんでと思った方いると思います。

鳩の餌ボタンの実験というのがあって、二匹の鳩にボタンを押したらエサが出てくるという実験なんですが、押したら毎回出てくるボタンとたまにしか出てこないボタンを用意したら、毎回出てくる方は食べたい時に食べれるから押さなくなり、たまにしか出て来ないほうはめっちゃボタンを押すという実験がありました。

AKB48はこれをしています。よくくる顧客にはたまに素っ気なくすることでどんどん推してくるのです。

このように応援だけでなく、関与や参加を促す。さらに、ドーパミンコントロールがAKB48が爆発的に売れた理由でもあるのです。

では、一般企業や事業者は顧客単価を増やせるのか?
それは次の記事でお伝えします。
ではまた!