ツイッタースペース上で「好きだからブログを続けてください」と言われ色々頑張ろうと思った話。

　2022年8月28日（日）。台風が発生した。水曜日辺りに九州に上陸する可能性があるらしい。電車が止まるかどうかは神のみぞ知る。多分止まらない。土砂降りの痛みの中を、カッパを着て走っていく。

　明日から五連勤。リスパダールを減らしてから、心の鬱が晴れ解放感に満ち溢れると共に仕事への我慢の力がだいぶ減ってしまった。いいことでも悪いことでもない。その症状に耐えうるかどうか、それだけが問われている。

　諦めの心は持っていたほうがいいのかもしれない。というか持っていたほうがいい。この世はどうしようもなく自分の思い通りにいかずに、薬漬けにされて5年が経ち、もう若手とは言われない年齢になっている。それなのにポケモンカードを買ったり、「キダルト」な症状は増すばかりだ。

　ヒカキンさんが5000万円の「かいりきリザードン」を買うという動画が出ていた。世はポケモンカードブームらしい。今のうちに売っておかないとそのうち紙くずになってしまうのかもしれない。こうやってポケモンカードブームが起きると、自分は悲しくなる。株じゃないんだから。投資のためにポケモンカードを買い占めるのはあまりよくないような気がする。

　ヒカキンさんは可哀そうな気がした。動画の企画とはいえ、ポケモンカード1枚に5000万円も使わなくてはいけないとは。「買わない」という選択肢が無いのは幸せではない。もちろん仕事でやっているのはわかっているのだが、どのリザードンだろうと見た目が同じなら安くていいじゃないか。多分そんなことを言ってられない資本主義のステージにヒカキンさんは立っているのだろうが、「なんのために……」という思いは寝る前とかに思ってしまうのではないのだろうか。

　ギラティナSAもまさかで出てきて3万円以上で売ってあった。メルカリだったら2万円程度なので、あのお店は……と思ってしまわないでもないが。普通の中古のお店もそんなものなのかもしれない。

　田舎すぎるので、中古のホビーグッズを売っているお店が……ある。しかし、経済的事情で買えない。まあ、「諦めの精神」は大事だろうと思われる。強すぎても何もする気が起きなくてつらいが、この資本主義の世の中、欲望は計り知れない。いつまでたっても、どこまでいっても、欲望を刺激する商品は存在してしまう。

　そして私は経済的弱者で、資本主義を生き延びるには「諦めの精神」が絶対に必要となる。

　明日、朝に起きて仕事に行ってほしい。何もしゃべらずにチェック作業を延々と続け、コーヒーやいろはすやお茶などを飲みながら、延々とチェック作業を続けてほしい。どうにかして諦めの精神を保ち続けてほしい。皆の願いで、自分の願いでもある。6時間程度働けなくては、生きていけない。向かいのビルにはポケモンカードが売ってあり、買いたくなる衝動に負けてほしくないというのが今の私の願いだ。

　ツイッターで「カクヨムに統合失調症患者の日記を綴り続けることに意味はあるのか？」というスペースを開いた。暇だったので雑談がしたかっただけだったが、「続けたほうがいい」という意見が複数出た。その中の理由の一つに「あなたが好きだから」というのがあった。つまりはファンということだ。統合失調症になる前に、小説を書いていた（Last man on the Earth.（https://kakuyomu.jp/works/16816452220700020554））が、そのときにも、ある当時高校生の人が「こういうweb小説を待っていた」とツイッター上で堂々とファン宣言を出してくれたことを今でも覚えている。ファンがいる。ファンからお金をむしり取るのがプロなのかもしれないが、私の場合は完全なる趣味である。それで、求めている人が全国の中で何人かはいるのだ。それだけで、活動を続けられる意義にもなるし、意味にもなる。

　堂々と「あなたが好きだからです」と言ってくださった方には本当に感謝している。ブログを続けるためにも、本当に意義のあることを続けるためにも、仕事に対して安定したパフォーマンスを続けていきたい。私が生きる意義は、ここにある。