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やっぱりリアクションって大事だよねという話

こんにちは!3つのチョコザップ店舗を使い倒している井上です。(置いてある器具が微妙に違う)

自分はこれまで業務委託という形でたくさんのスタートアップでお仕事させていただいてきたのですが、その中で「やっぱりリアクションは大事だなあ」と思うようになりました。組織においても、個人においても。

リアクションの重要性についてはこれまでも色々な場所で語られてきているので「今さらかよ!」と思われるかもしれませんが、まだまだ過小評価されてる気もするので自分なりの観点で書いてみたいと思います!

組織における活発なリアクションとは?

組織のリアクションについて身近な例でいくと、Slackで誰かが投稿したときにめちゃくちゃスタンプやレスで反応するというのがあると思います。

Slackは会社によって本当に文化がさまざまで、どうでも良い投稿にもめっちゃスタンプやレスがつくところもあれば、業務上あまり関係のない投稿には反応が薄いところもあったりします。

組織内のオリジナルのスタンプがめちゃくちゃあるところと、基本デフォルトのスタンプのみが活用されているところも結構差があり、オリジナルスタンプ=リアクションのバリエーションなので、オリジナルスタンプが多いところほど、リアクションが活発というのはありそうです。

あとはオンラインミーティング時のリアクションも会社ごとによってかなり違う印象です。

たとえばリアクションが活発なところでは、スピーカー以外の参加者が画面上で大きな動きでわかりやすく頷いたり、zoomなどのチャット欄で感想や質問をめっちゃ投稿したりします。

自分もスピーカーとしてしゃべるとき、やっぱりリアクションがある方が話しやすいですし、「ちゃんと聞いてくれてるかな?」という不安な気持ちもなくなるので、とてもありがたいです。

Slackのスタンプやオンラインミーティング反応などいずれも細かいところではありますが、こういうところが結構組織の中での自由な意見交換やアイディアだしをするときの心理的安全性に繋がるんじゃないかなと思っています。フルリモートの会社ではとくに!

リアクションをすることで組織がパワーアップする?

自分も全然詳しいわけではないのですが、リアクションがもたらす心理的効果はとても大きいようで、その中の1つに「自己効力感」というのがあるそうです。

自己効力感とはざっくりいうと「自分はこの仕事をやり遂げることができる!と感じる度合い」みたいなもので、これが高ければ高いほど人は挑戦的な目標に向かって積極的に取り組むようになるそうです。

他者からのリアクションやフィードバックはこの自己効力感を高める効果があるらしく、積極的なリアクションがある環境では、人は自分の意見や行動が価値あるものだと感じやすくなり、結果として自信を持って行動できるようになるとのこと。

関連して「社会的証明」というものもあり、これもざっくり説明すると「みんながやっているから自分もやってみよう」という心理のことらしいのですが、自分がリアクションをされたり、積極的にリアクションをしている人を見ると自分自身も他者に対して積極的にリアクションをするようになるそうです。

つまり、誰かが積極的にリアクションをしだすと、「社会的証明」によって組織内に伝搬して組織全体のリアクションが増えて、結果的に「自己効力感」が高いメンバーが増え、日々の仕事をより高い目標に向かってチャレンジするマインドが組織全体にも高まっていくことになります。

これは組織としてはとても良い状態ですし、結果的に業績などにも影響していきそうです。

リアクションするだけで出世できる?

リアクションは組織の中でも効力を発揮しますが、例えば会社内で出世を目指したりキーマンとなるような人材を目指す上で、個人としてもとても大事なものだと思います。

というのも、例えば経営者やマネージャーレイヤーの人は、日々さまざまな責任やプレッシャーを感じながら「会社をこうしていこう!」「事業戦略はこうしていこう!」といった発信を社内やメンバーへ行なっています。

役割上、それは緻密に練られた正しい仮説で自信がたっぷりあるように伝えるわけですが、当然未来のことなんて誰もわからないし、「みんながちゃんと共感、賛同してくれるかな?」「微妙だと思われたらどうしよう..」という不安の中で発信することもあります。

そんなときに「めっちゃいいですね!」と積極的にリアクションをしてくれるメンバーほど嬉しくて、心強い存在はいないわけで、経営者やマネージャーも人間なのでそういうメンバーとより近い距離で仕事をしたい、重要な役割を担ってほしいと思う人もいると思います。

「偉い人には媚を売ろう」というメッセージと誤解されるかもしれませんが、表面上の媚やよいしょなどはほぼ確実に見透かされているので逆効果となり、あくまで大事なのは「フラットで正直なリアクション」です。

マネジメント層が発する提案や内容に共感したらそのことをしっかり伝えるのも良いですし、ときには疑問を唱えたり、自分が感じた違和感を正直に伝えるのも重要だと思います。疑問や違和感も含めてのリアクションなので、積極的にリアクションすることをおすすめします。

リアクションはコスパがよい!

ということで「リアクションがめっちゃ大事」という話をしてきました。最後になぜリアクションをここまでおすすめるかというと、めちゃくちゃコスパが良いからです。

組織や個人においてもメリットの多いリアクションですが、すごい工数のかかる作業でもなければ、難しい本を何冊も読まないと会得できないものでもありません。

Slackのスタンプを積極的に押したり、オンラインミーティング時に大きく頷くだけなら、誰でも、今日からでも実践できると思います。それだけで組織や個人に大きな影響をあたえる可能性があるのがリアクションです。

このめちゃくちゃコスパの良いリアクションをぜひ積極的に活用してみてください!

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