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Clubhouceはお笑い芸人さんの最高の武器になりそう

こんにちは!Clubhouse、めちゃくちゃ盛り上がってますね。既にたくさんの分析・考察記事などが書かれているかと思いますが、流行りにのって自分も書いてみたいと思います。

既にどなたか書いてる人もいるかもしれないのですが、個人的にはこのClubhouseというサービス、お笑い芸人さんにとっての最高のツール(武器)になって、この先これ以上の武器はもう出てこないのではないか?くらいに思ってます。

学生時代テレビの放送作家を目指したり、吉本興業の芸人さんのアプリを作らせてもらったりした経験から、自分はとにかく芸人さん大好きなのでそんな視点からClubhouseについて書いていこうかと思います!


Twitter、Youtubeは「最高の武器」ではなかった

まず、芸人さんにとってのネットサービスでの武器は既にいくつかあると思います。TwitterやYoutube、最近だとTiktokでしょうか。

元々テレビや劇場、営業などでしか露出する機会がなかった芸人さんにとってこれらのサービスで表現する場所が格段に増えたことはもちろん大きな武器となっていたのですが、それらのサービスが芸人さんの魅力を最大限発揮できるツールになっているかという視点でみると、そうではないように思います。

たとえばTwitterというテキストのみ、140文字以内という制限の中で大喜利的な渾身のボケをするのも難しいし、Tiktokで若者に受ける面白い動画(動き)を作れるのもそういった表現が得意な芸人さんに限られてしまいます。

Youtubeについては表現の自由度が高いのでそれぞれ得意な領域での表現が可能ですが、既に人気Youtuberがたくさんいる中で若手芸人さんが安定的な人気を得るのは非常に難しいです。マネタイズできるのはほんの一握り。

例えばルックスやスタイルを最大のセールスポイントとしているモデルやグラビアアイドルであればインスタは「最強の武器」と言えるかもしれませんが、芸人さんにとっての「最強の武器」と言えるネットサービスはこれまでなかったかと思っています。

コロナ禍で劇場の出番が減り、営業の仕事なども恐らく減っていて芸人さんにとって辛い状況が続いてる2021年の頭にClubhouseというサービスが日本で流行しそうな現状は多くの芸人さんにとっての希望になるんじゃないかと思っています。


べしゃりというスキルの最大化

改めて説明するまでもないですがClubhouseは音声配信プラットフォームなのでルックスやスタイル、身体能力などは表現の対象に含まれません。基本的には「話している内容が面白いか否か」が評価の基準です。

この領域で必要とされるのは当然べしゃりのスキルで、そのスキルを日々最も磨き続けているのがお笑い芸人さんです。

現在はインターネット界隈のインフルエンサーを中心に、少しずつ芸能人の方の登録も増えてきているようですが、近いタイミングで圧倒的なべしゃりスキルをもった芸人さんのほとんどがClubhouseを始め、多くのファンを集めていくと思っています。

現在はまだ実装されてませんが、どこかのタイミングで確実にマネタイズが入ると思うので、有料配信や投げ銭などの機能が入れば、それは必ず多くの若手芸人さんにとっての収益源になると思います。

自分自身は芸人をやってるわけではないのであくまで仮説になりますが、既にいくつか利用ケースが浮かんだので書いていきます。


ネタの練習を配信

芸人さんがM-1や劇場でお笑いをとるために何度も何度もネタの練習をしてきていることは、なんとなく素人でもわかります。相当な練習量なんだなと。

そのネタの練習シーンをClubhouseでそのまま配信するのはアリだなと思っています。コアなファンであれば尚更その音声を聞きたいと思いますし、有料配信でも見たい人や配信中に投げ銭する人も出てくるかと思います。まさに今流行りの「プロセスエコノミー」的なやつです。

もちろん、「作りかけのネタを披露したくない」「過程を知ってると本番で笑にくくなる」みたいな話も出てきそうですがそれ以上にメリット(ファンとの交流やマネタイズ)が大きく、文化として増えていくんじゃないかと思っています。


本番収録の前後を配信

これはテレビやラジオなどに出ているような売れている芸人さんが前提になりますが、自分が出演するテレビやラジオの直前や直後に配信するケースも増えそうだなと思っています。

最近インスタでタレントさんが控室前で写真をとり「これから収録です!」と上げていたりするのですが、あれがそのまま音声配信でもおこなわれる可能性はありそうです。

本番収録前の緊張感を話したり、収録後の安堵感や感想などを語る配信はシンプルにコンテンツとして魅力的なものになりますし、なにより実際のオンエアを見たいという人が増えるので番組自体の宣伝にもなります


「芸人仲間との雑談」という最高のコンテンツ

個人的に一番熱いと思っているコンテンツがこれです。多くの芸人さんが集う劇場前の控室や、そのあとの打ち上げの飲み会など、芸人さん同士が集まって話したりふざけたりする機会はとても多いんじゃないかと思います。

べしゃりのプロが集まっている芸人さん同士の雑談なんて、お笑い好きな人からすればそれ以上のコンテンツはありません。変にテレビというフィルタリングがかかってない、リアルな会話なんて絶対に面白いに決まっています。

しかもClubhouseの仕様上、もしかしたらそこの雑談に呼ばれて混じれる可能性があるというドキドキ感も非常に大きな魅力です。

まだまだテレビなどの仕事がなく収入が不安定な若手芸人さんはどんどん人気のある先輩芸人さんとコラボ雑談配信をして、認知度上げたりマネタイズしていくのが良いかなと思っています。

ただ雑談するだけでとても魅力的なコンテンツになる、芸人さんにしかできない認知度拡大、マネタイズの方法です。

まとめ

Clubhouseが今後日本でどこまで流行るのか完全に未知数ですが、ざざっと現時点で想定される芸人さんのClubhouse活用方法を書いてみました。

繰り返しになりますが、もしClubhouseが日本でしっかりと根付いたら、確実に芸人さんにとっての「最高の武器」になると思っています。

これまでセンスがあってべしゃりがめちゃくちゃ面白くても機会に恵まれず、経済的な理由などで芸人を諦めてしまう人も多かったと思います。

Clubhouseの存在がそんな人たちを救い、面白い人がちゃんと飯を食えてたくさん面白いこと喋ってくれるような世界になればいいなと思いました!






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