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初心者向けのくすみリップと色選び

私が今まで施術した中で初心者向けだと感じるのは、軽度に一定の茶くすみ・紫くすみのある唇です。

今回の記事では、初心者でも失敗しにくいくすみリップの種類施術方法初回施術の際の色選びについてタイプの異なる4症例を挙げてご説明します。

CASE1 : 茶くすみと軽度の色むらを緩和し、粘膜ピンクに定着させた症例
CASE2 : 茶・紫のくすみを取り、血色感を出した症例
CASE3 : 加齢リップの紫くすみを、赤みのあるピンクに定着させた症例
CASE4 : 茶くすみを取って、フレッシュなピンクに定着させた症例

また、私がメインで使用している色素ブランドトラブルの回避方法についても触れています。

私がまだリップアートを始めたばかりの頃、とにかく悩んだのは色選びでした。なぜかというと、アートメイクは使用する色素の色と定着の色が全く異なるからです。

初期の頃はとにかくたくさんのアーティストさんの症例写真をスクショしてフォルダにまとめ、どのくすみに対してどの色素を使っているか目で学びました。マシン技術はある程度人工皮膚で身に付きますし、施術の手順もスクールで学べますが、色選びはたくさんのお客様に触れて経験値を積まなければどうしようもないところが大きいです。

この症例のまとめが、まだ駆け出しのアーティストの方や、歯科医師の先生のお役に立てば幸いです。

[ CASE1: 茶くすみと軽度の色むらを緩和し、粘膜ピンクに定着させた症例 ]

初回施術から1ヶ月半後の定着/中段:グロスなし、下段:グロスあり

皮膚:脂性肌
上唇:やや皮膚感があり、縁のぼやけと軽度の色むらあり。
下唇:口角に茶くすみあり。
くすみ:全体的に茶くすみと軽度の色むらあり。
希望:茶色っぽい唇が気になる。朝起きた時から血色の良い唇にしたい。色味は似合えばなんでも良いが、自分に似合うカラーがわからず、まだ悩み中。

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