ダメなところは直さなくていい理由とは?

子育てをしていると
子どものダメなところを何とか修正してやりたいと思うもの。

片付けができないとか
算数が苦手だとか
運動が苦手だとか
体が弱いとか
好き嫌いが多いとか


もろもろありますよね
人間だもの(←みつを)

このままだと将来、苦労するかも
って心配になっちゃうんですよね。

でもね、これは言いにくいんだけど・・・あれですわ・・・

ダメなところっていうのは
どうせ直らないからあんまり時間をかけないほうがイイ。

わたしが子どものころ
通知表の先生の言葉が書かれている欄に
いつもダメ出しされてたことがあって、

それは、興味のあることは
積極的に学習するけど
そうでないこととの差が激しすぎるところがあります。
みたいなことだったの。

でもこれ、算数が苦手だけど国語は得意で・・・
とかでもないの。

算数の中でもわかるところと、ぜんぜんわからないところがあったり
理科の中だったら生物系のところはほぼ全問正解するけど
他はぜんぜんなーーんにもわかんない。
という状態。


これを、やればできるのに好き嫌いをしている、と
多くの先生は言ってたけど、


ぜんぜん違うのね。
わたしの頭は理解できる範囲がすごく限られてる。
他は本当にわからんちん(笑)


だから、その一部のわかるところだけをやるから、そりゃそこはできる。
他は本当にわからないから関わることができない。

今ではこれを学習障害という。

高校の担任に至っては
好きになればやれるんだから
数学も好きになれ、
みたいなトンチンカンなことを言ってきて

三者面談で同席していた母親までも
「それができないから
数学わからんのでしょうね・・・汗」

って反論してた(笑)

で、これは私にとって
ダメなところとして
学生時代はずっと劣等感を感じていたし

就職するときも
わたしは苦手なことはとことんわからんからな~
って自分に自信がなくて

就職してからもずっとできないことがあったらどうしようって
めっちゃ怖かったの。

でも、今になって思うのは
この、理解できることが激しく狭い範囲で
非常に偏っているってことが
今の私の役割を作ってくれたと思うの。

読める本は自分がわかることだけだし
その分野の中で自分のやりたいことを見つければいいから割と絞られてる
いろいろなことに手を出さずに済むの。

16年前に独立開業してから
売上がなくてもずっと勤めに出ずにフリーランスを続けて来れたのは
出来る仕事が少ないから

だから今こうして笑み育カウンセラーとして居場所を確立できてる。

ダメなところばっかりで将来大丈夫かしら・・・
って心配なお子さんは


ダメなところを修正しようとすればするほど
その子の劣等感になってしまう。

だって、どうせできるようにならないから。

だったらむしろ、いま得意なことを伸ばしてあげて
いっぱいホメてあげるといいの。

そうすればダメなところを補ってくれる誰かが現れて
きっと助けてくれるはず。

そんな認めあえる人間関係を作るためにも
いっぱいホメてあげてね。

そうすれば、必ず仲間をホメて認めあえる子に育つから。

井上ききウェブサイト


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