死を考えない人達

僕は死を哲学するのが好きで…というか

人間最後は必ず死ぬわけで

どんなに世俗的に言われてる「幸福のための条件」を揃えたところで、それを避ける事はできない

世俗的幸福に満ちた人生であっても、いつか死は必ず訪れ

その恐怖との対話をしていなければ

「幸福であったから十分だ」と受け入れる事にはならない。

多くをもてば持つほど、それを手放す喪失感は強まり、むしろ死ぬ事への恐怖は増すだろう。

世俗的な幸福に満ちた人ほど、死を哲学すべきだと思うけど、実情は逆だ。

ぼっち、孤独、独身、ペシミスト、ニヒリストは死を真剣に考えるが、人生を謳歌している人間は、死を考えないというか目をそむけていたり忘れていたりする。

前者の人間は放っておいても死そのものが訪れても、それを甘んじて受け入れるだけの条件を揃えているのに死を哲学し

後者は、受け入れがたいほどに世俗的幸福を享受しているのに、死を哲学しない。

謎。

死は必ず訪れる、万人が知るべきもので、

死を受け入れてこそ思考や感情から縛られずに生きていける。

僕は、これこそが、幸福だと思うのだけれど。

絶対に訪れるものを一時的に忘れることは、幸福とは程遠いと思うのだけれど。

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