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③物件探し~不動産屋の薄味営業に驚く~

今日は物件探しの顛末をお伝えします。今の物件にたどり着くまでには紆余曲折ありました。そんな中で一番驚きだったのは、不動産業者がどこも淡泊だったことです。「おい、不動産屋といえば、もっとガンガン営業してきてなんぼだろ」とおもっていたのですが。。。

12月上旬、物件探索開始

12月上旬からスタジオ物件を探し始めました。

直前に「正直不動産」をガン読みしていたため、かなり不動産屋に対してネガティブなイメージと警戒心を擦り付けてのスタート。間が悪かったな。。。(正直不動産、面白いのでまだの方はぜひ☆)

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エリアは「砧スタジオ」気取りで自宅周辺

エリアについては、最初は自宅周辺(世田谷区)、という感じで探しました。コロナ禍で都心に出かけるというよりも、少し郊外でも駐車場があってクルマでいけるほうが良いといようなムードも出てきていましたし、自分にとって利便性があったほうが頻度高く利用できて元が取れるのでは、ということと、家賃も都心より安く契約できるのでは、という算段です。

背中を押してくれたのは、TMC砧スタジオの存在です。

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テレビ撮影などでよく使われるスタジオで、うちの近所にあります。

「井上さんのスタジオってどこにあるんですか?」

「はい、TMCの砧スタジオあたりです」

うん、圧倒的に聞こえがいい。

そして、郊外であることがネガティブに聞こえない。なんか逆にプロっぽい。

楽器演奏可能物件は事務所利用NG多し

最初に探し始めたのは、防音バッチリな物件、ということで、楽器演奏可の物件でした。前回記事でも取り上げたように、騒音・ノイズが最もスタジオ選びで気を使っていたところで、ノイズレスな物件を探し出せばストレスフリーなのです。

しかし、実際に物件をあたり始めると「女性専用」「事務所利用NG」という壁にぶち当たります。

どうやら音大生のお嬢様などをターゲットにしているらしく、不特定多数のオジサンが出入りするのを警戒している模様。むーん。。。

それだと「貸しスタジオ」の夢がかないません。

地下物件がいけるらしい

そんななか知人に相談すると、「地下」がいいらしいということを教えていただきました。地下なら騒音がとどかない。かつ、用途が限られるので賃料も低めに設定されていることが多い。

それだ!

ということで、地下物件を中心に探し始めることにしました。

10件ほど問い合わせ、5件ほど内見する

事務所利用可能な地下の物件で探し始めたところ、世田谷にはほぼありません。そこで渋谷近辺までエリアを広げて探すことにしました。

すると、渋谷徒歩数分、表参道徒歩10分、代々木徒歩5分、というような物件がちらほら見つかり始めます。

うち5件ほど内見することにしました。予算は月額15万円くらいかな、というイメージでした。

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青山のこんなのとか

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渋谷のこんなのを内見しました。※

で思ったこと。

不動産屋の営業が、薄味すぎる

たとえばメールで問い合わせて「あいにく埋まっちゃいました」というときに、「ではほかに類似物件があればご紹介ください」と伝えても、「承知しました」と言ったきり、引っ込んでいくのです。

今回、不動産屋はのべ10件ほどに問い合わせたのですが、ほとんどがそんな風でした。ゆとり世代の波が不動産屋にも来ているのか。それとも、コロナでモチベーションダウン中なのか。

とにかく、「正直不動産」の前イメージで営業攻勢に身構えてたのが拍子抜けでした。

そんな中、唯一頑張ってくれたのが、サンエスコーポレーションのT吉さんです。「地下物件を探している」と伝えたところ、速攻で10物件ほど見繕ってくださり、効率よく内見できるよう整えてくれました。

スケルトンは初期費用がかかりすぎる

そして今回学んだのは、事務所物件には「スケルトン」というタイプがあるという事です。

「スケルトン」とは、店舗内の床・壁・天井・内装などが何もない「建物の躯体だけの状態」を指します。簡単に言うと「コンクリートの打ちっぱなしの状態」の事で、「居抜き物件の反対の意味」として使われています。

参考:https://www.inukikosho.net/word/skeleton-toha.html

このタイプの場合、例えばエアコンなども自分で調達して設置しなければなりません。初期費用が一気に膨らむのです。上記で写真を紹介した※印の物件がスケルトンですね。

これだと初期費用だけで1千万オーバー、なんてことになりかねず、予算オーバーです。ということで、元々一定の設備が整った状態の物件に絞って探すことにしました。

そして代々木上原と出会う。

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そして出会ったのが、代々木上原のこの物件です。

上記物件写真と比べてもらうと、光り輝いてるでしょ?

たぶん、ライティングや採光、フローリングなどの兼ね合いだと思うのですが、「気がいい!」などと、無いスピリチュアル感性が都合よく起動し、決めてしまいました。

結局、一目惚れ、です。

賃料は予算の倍だったのですが、ここなら広さもあり雰囲気がいいのでセミナーもできそうだし、人気も出そうだし(妄想)、いけるだろ、と「いける理由」ばかり考えて決めました。

ここまで2週間、です。

サンエスコーポレーションのT吉さんには大変お世話になりました。

まとめ

・正直不動産を読んでから物件を探し始めると警戒心がMAXになるが実際にはゆとり世代の薄味営業

・楽器可能物件はお嬢様率高し

・スケルトン物件は初期費用が高い

・地下物件は雰囲気が全般的に暗いので、その中で雰囲気が良い物件がたまにあると「気がいい」などと感じてしまいがち

(次回は内装のことを書きます)

頂いたサポートは、次のnote記事を書く燃料としての檸檬堂(レモンサワー)購入資金に充てさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。m(__)m