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やってみてよかった情報37「ドアDE九九」

九九の話題を続けます(⌒▽⌒)

教室の出入りという日常の中に「九九を唱える」機会を作ったという、
単純な取り組みです。

これ自体は、実は新採3年目の初めての2年担任の時からしてるんですよね。
当時は裏紙(印刷したお便りとかの残り)に手書きして貼ってたんです。

その頃は単に「九九を唱える機会を増やそう」くらいだったんで、
式と答えも書いておいて、「覚えた人は見ないでやってごらんー」くらいな感じ。

答えが書いてあるんでどの子も取り組めて、
早く入りたいから早く唱えようと頑張る子もいて、
なかなか楽しくできた記憶があります。

その後も2年を担任した時や、2年の算数に関わる機会があるときは、
よくやってて、最終系はこんな感じ。

うっ、小さい😭
昔の写真なんで・・
貼っているのは3点セット
・「今日は  のだんをとなえて入りましょう」の表示
・式だけ書いてある九九表
・答えまで書いてある九九表

九九表は、100均の九九ポスターを切り貼りして作ってました。

答えあり
式だけ

これだと、
・「○の段」と言われたら想起してとなえられる子
・式があれば唱えられる子(これ、結構います)
・答えがあれば唱えられる子
どの状態の子も、同じように練習の機会が持てるのでおすすめです(⌒▽⌒)

あと、「答えが書いてある」と、
みんなが「間違えに寛容になれる」んですよ。

これが答えがないと
・いかに自分が正確に言えるか大会
みたいになって、ちょっとのミスも指摘し合うなんてことが起こりかねません。
それって居心地悪いですよね。
聞かれたくなくなるし。

でも、答えが書いてあると、そこは割とスルーになります。
むしろ、「いかに早く言い切るか」みたいな、
妙な競争は始まりますが、
間違いを指摘されないし、
急いでいない子はゆっくり言っても問題ないしで、
取り組みやすいんですよね。

昨日書いた「唱えるのが苦手な子」も、
書いてあるものを見ながらなら大丈夫という子が多いし、
なんなら正しく唱えられていなくても、
さっき書いたように、責められることはないし、
ぶつぶつ式を見ながら答えを追っていくこと自体は、
式のビジュアルと答えをつなげていく上でも良い練習になります。

マジックテープで貼れるようにしておくと、
毎日変えるのも簡単(⌒▽⌒)

よく子どもたちから
「ぎゃー!!今日、7の段じゃん最悪!」
とか
「ラッキー、5の段だ!」
なんて声も聞かれました。

簡単な段も難しい段も
「絶対にどの子も参加できる方法」で
・日常の中で
・たんまり繰り返す
機会が持てると、
定着につながりやすいなと感じています。

覚えたら忘れない子もいれば、
覚えたつもりでもしばらくしたら怪しくなる子もいます。
そもそも覚えるのに時間がかかる子も。

だからこそ、「九九の学習はもう終わった」ではなく、
大事なことで、これからも使い続けるものだからこそ、
「終わったことを繰り返すチャンス」をたんまり持たせたいですよね。

2年生くらいだと結構ノリが良くて、
こういう日常のちょっとしたトラップを楽しんでくれるのも、
嬉しかったです(⌒▽⌒)

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