酵母に過度な期待を持つという事
酵母や酵素は発酵で何故か特別扱いされますが、何故なんでしょうか?わかりません。
個人的に発酵においては人の都合で特別視したりしない方が良いと心底思います。
特別視する、というのはまさに人の脆弱性でしょうけども。
いや、人の世界ではそれもエンターテインメントになるかと思いますが。
菌というのは芸能人とかでは無いし、芸能人は人を楽しませるために仕事されてますけど、菌って単に生きてるだけで人間がどうなろうが知ったこっちゃないですからね。
ですので、エンタメで扱うと危険です。
特別視、というのは出来るだけ排除した方が良いです。
特定の菌だけ増やすのが発酵ですが、それは自然界では通常あり得ない環境を人が作り出すわけです。
お酒作りなんてそうですね。
確かにアルコール発酵は自然界でもそこら辺でおきますが、純粋にアルコール濃度だけ高めた物はほぼ出来ません。
ブドウが熟せば勝手にブドウ内でアルコール発酵が起きると思いますが、人間だけがそれを容器に集めて、さらにこして、アルコール濃度を高めた果汁を飲む。
発酵というのは人工的に偏った菌の繁殖を起こす事です。
そこに繁殖する菌は確かに特別視はするかもしれませんが、発酵に必要であるだけ、というところです。
乳酸発酵には乳酸菌が必要で、それが増える事は期待しますが、彼らはそれ以上の仕事はしませんから、人が過度に彼らにそれ以上の期待をするのは、子供を自分の都合だけで育てる親、のようなものでしょうか。
毒親、なんて言われてますけども。
子供は子供の人生、やりたい事、個性がありますし、それを全て押しのけて自分の期待通りにさせる、というのはやはりどこかでひずみが生じるものです。
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