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化学調味料(グルタミン酸ナトリウム食べて頭が痛くなる人は?

化学物質過敏症

という症状の方は昨今多いようです

今回の記事でこの症状を否定するものではない事を最初に書いておきます。

さて、この化学物質というのが大変曲者でして、化学物質というのはこの世にあるほぼ全ての物の事を言います。

自然界にある、そうですね、米を構成する炭水化物なんてのもC6H12O6いう分子構造体で、化学物質です。

アスコルビン酸(ビタミンC)は、C6H8O6、で物として水素の数が違うだけですが、全く違う物質になります。

因みに化学調味料(グルタミン酸ナトリウム)は C5H8NNaO4 です。

野菜を食べる、というのは化学物質を食べている事になりまして、化学物質というのを定義するとこうなってしまいまして、それをいうならあらゆる物質に触れると症状が出てしまう事になってしまいます。

もちろん、化学物質過敏症で言われる化学物質というのは、万物の意味での化学物質ではなく、多くは人が作った人工的なモノ、という事であろうと推測されます。

例えば、PM2.5であったり、原発事故の放射能であったり。

それらは人体には有害であるために、そのカテゴリーで見るなら当然身体に不都合が出て当然です。

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化学調味料はどのカテゴリーか?

さて、化学調味料を口にすると頭痛がしたり、身体的に良くない症状が出る、と訴える方は少なくないわけですが。

この話だけを見ると、化学物質としてのカテゴリーで言えば、人工的で危険な物質の部類、という事になるだろうと思われます。

現に「化学調味料」と称するわけですから、上記の内容から察すると「有害物質」、と思われる方が妥当だという事になってきます。

有害とまでは言わなくても、「出来るだけ摂取しないように、出来る事なら摂取しないように、摂取する必要はない」という話になってくるでしょうか?

しかし、実際のところ現在多く出回っている化学調味料は味の素社製の物が多く、それらは微生物由来であり、カテゴリー的には人工よりも天然です。

それはそれとして、それでも何故頭痛などの症状が現れるのでしょうか?

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刺激物に対する官能の違いではないか?

ここからは完全な持論になります。

お酒のアルコールってどうやって作られてるか?というのは割りとご存知かと思いますが、基本的に酵母が嫌気発酵によって作るものです。

ですから、酵母由来のものであって、ビールを工業的に作ったとしてもこのアルコールを酵母に依存しているならこの部分は天然物という事になります。

アルコール発酵=C6H12O6→2C2H5OH(エタノール)+2CO(二酸化炭素) 

(お酒を化学物質的に見ると上記の式になります)

私の友人にお酒がからっきしダメな人、がいます。

本当に一口飲んだだけでもダメです。

どんなお酒もダメなので、素材というよりアルコールがダメなんだろうと。

私も苦手ですが、そこまでではないですが辛いのは苦手です。

奥さんは辛いの問題ないですが、私は多少でも涙が出て汗が出ます。

ここに味の素の旨味、というのがあるのではないかと思うのです。

味の素というのは書いて字のごとく、味の素、ですから旨味に関しては強烈です。

その強烈な旨味が舌に障った時に、強烈な刺激として認識され、それが許容量を超えてしまう人もいるんではないか、とこう考えております。

お酒がダメな人はお酒全般飲み物として認識されないわけですが、だからといってお酒が危険な飲み物である、と断定する事は出来ません。

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安全性に関しては数十年議論されている

味の素関連で良く議論に上がる「中華料理症候群」ですが、これはずいぶん前の話です。

1960年代に中華料理を食べた少数のアメリカ人が食後に炎症を覚え、眠気、顔面の紅潮、掻痒感、頭痛、体の痺れそして軽度の背中の無感覚などの症状が見られた。略)この症状は間もなく「中華料理店症候群」という呼び名がつけられた。  (Wikipedia)

1960年の話です。

今は2019年です。

相当前の話だという事は数字が読める人なら安易に理解できる事です。

それから何も研究が成されていなかったか?となれば、もしそうであるならこの国や世界は終わっていますし、世界保健機関なんかは仕事していない事になります。

2<審議の経緯>2006年5月22日 厚生労働大臣から添加物の指定に係る食品健康影響評価について要請(厚生労働省発食安第0522006号)、関係書類の接受2006年5月25日 第144回食品安全委員会(要請事項説明)2007年11月20日 第51回添加物専門調査会2008年1月15日 第53回添加物専門調査会2008年1月31日 第224回食品安全委員会(報告 https://www.fsc.go.jp/iken-bosyu/pc_tenkabutu_amglu_200131.pdf より

ネットに上がっている論文でしたが、2008年に時点でも様々な議論や、実験をされているようです。

現在では、一日摂取許容量(ADI)を特定しない、という結論のようで、簡単に言うと、日常使いする範囲において問題は無い、という事です。

もちろん、この世の全ての物事に○か×を完全につける事は出来ませんが、現状はこういう事のようです。

少なくとも超危険な物質ではない、というのは間違いなさそうです。

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まとめ

以上の事から察するに、危険性の余りないものについて症状が出るのは、刺激に対するものである可能性、という点に私は考えているわけです。

もちろん、これは一つの個人的見解に過ぎませんので、ご参考にして頂けたら幸いです。

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