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エンタメレビュー

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本・映画・漫画・アニメ・ドラマ・音楽・その他カルチャーやコンテンツについて、批評や考えたことを書きます。
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#コラム

恋の瞬間をリフレインしてしまう人のための映画。『ビフォア・サンライズ』

失恋するたびに思う。恋なんてただの幻想だ、と。所詮は脳のバグから生まれる感情、勘違いのよ…

『14歳の栞』映画評。ただの中2の日常なのに、なんでこんなに忘れられないんだろう

中学2年生のあるクラスの、なんてことのない日常を撮っただけの映画なのに、なんでこんなに忘…

いつかオードリー若林になりたかった

昔からずっと日陰を歩いてきた人間だった。根暗、陰キャと、表現の違いはあるが、日の目を見な…

社交性という仮面を被って生きていくことは悪なのか。『いちばんすきな花』3話で思っ…

「本当の自分」を曝け出して、理解し合える気の合う人と出会えることは尊い。昨日、そういうno…

5年前、あんなにも熱かった君は今どうしてる?|根本宗子「夢と希望の先」

5年前に書いた記事が出てきた。根本宗子さんの舞台を観て感じた当時の自分への後悔と、未来へ…

クリストファー・ノーランの原点、驚異の自主映画『フォロウィング』映画評

クリストファー・ノーランの最新作『TENET テネット』が公開されました。 コロナ禍によって映…

面白い自主映画を見つける方法

今年も自主映画の祭典、ぴあフィルムフェスティバル(PFF)が始まりました。 日本で最も有名な自主映画コンペで、映画監督の登竜門になっています。おそらく、自主映画を作っている人にとっては誰もが受賞を夢見るコンペではないでしょうか。 実際、僕がENBUゼミナールという映画学校に通っていたとき、自主制作で映画を作り、映画監督を夢見る仲間たちは僕含めて、やはり誰もがPFFは意識していたように感じます。 また、コアな映画ファンや映画業界人にとっては新たな才能ある映画監督を見つけ出