『ガブリエル・シャネル展』鑑賞してきました
こんにちは。古着リユース工房inotoriの榎本です。
今日は久しぶりに都内にお出掛け。
丸の内にある三菱一号館美術館で開催中の、20世紀で最も影響力のあるデザイナーであるガブリエル・シャネルの仕事に焦点を当てた『ガブリエル・シャネル展』を見て来まして、今回はその鑑賞レポとなります。
(以下感想は個人的私見となりますので、あらかじめご了承ください)
建物の中は撮影NGのため、外観の写真のみにはなりますが、、、こうしたレンガ造りが美しい建物です。
遠目から見るとこういう感じで、まさに都会のオアシスといった雰囲気で緑に囲まれた素敵な場所。
以前から幾度となく来ていますが、美術館に入らなくとも界隈を散歩できるし、併設のお洒落なカフェもあるので、おすすめのエリアです^ ^
美術館の中に入ると、中は黒を基調にした展示になっていました。会場が黒というのはシャネルの厳かさを表現しているかと思いましたが、展示されている服も黒が多かったように思います。
ブランドとしてのシャネルは、個人的には現在はダブルCのイメージが強いんですが、モノトーン、強いては黒のイメージがあり、まさにその世界観を体現されているとは感じました。
「黒」というのは着こなす側にも強さが求められる、ある意味では難しい部分も持っているんですが、シャネル氏は「女性の強さを表現」するために、この色を用いていたようです。
その他好んで用いられていた色としては、「赤」だそうで、理由は「人間の体内にはこの色の赤い血が流れている。だからたまにはこの色を身につけると良い」といった趣旨のことを考えていたようですが、これには意外と野生的な感性も持っていた人物だったのかな?という気はしました。
デザイナーとしての数々のコレクションが会場に展示されていましたが、シャネル氏は『自立した女性を支えるor表現する』服作りを目指していたようです。
ファッションも流行のサイクルがありますが、作品のシルエットとしては現在2022年の日本女性ファッションのトレンドに近しいものも多々あり、日本では32年振りの回顧展ということでしたが、まさに開催のタイミングとしては合っていたのかもしれませんね。
その他デザイナーとして注意を払っていたこととしては、「全てをつくり、その後で要らないものを削っていく」というところ。
このあたりは人知れず行われていた思考なのか作業なのか、どちらを指していたのかはわかりませんが。
ダイヤモンドを原石からカットして、カットして、輝きを導き出すようなストイックさだったのかなー?…と。このあたりの孤高感、すごく好きです。
洋服に香水、宝石の数々。会場では作品ももちろん見てみたかったんですが、シャネル氏の仕事上のメンタリティにも触れることができた、素敵な展示でした。
筆者はデザイナーではないんですが、服に関わっている仕事はしているので、こうした服作りをしている人の気持ちをたまに知るのは、個人的に勉強になる、とは感じています!
過去の時代には、時を巻いて戻ることは出来ない。
だからこそ、古き良き時代のレトロクラシックなファッションに、人は夢を抱いてしまう部分もあるのかもしれません。
実は最後、ちょっとしたサプライズもあり、、、嬉しい♪気持ちで会場を後にしました。
『ガブリエル・シャネル展』は、三菱一号館美術館にて2022年9月25日(日)まで開催中!
気になる方は足を運んでみてください。
それでは、また^ ^
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