現金決済がまだ6割？キャッシュレス化の未来と課題

2024年6月30日 06:10

おはようございます、井上です。2024年6月30日、いよいよ6月もおしまいで、上半期の終了ですね。今日は「現金決済まだ6割、紙幣流通量の約半分がタンス預金に」という記事についてお話しします。ぜひ番組のフォローと拡散をお願いします。また、感想やコメントはコメント欄にどうぞ。

7月から新紙幣が導入されるということで、20年ぶりの紙幣変更が話題になっています。新紙幣の導入に伴い、キャッシュレス化についても改めて注目が集まっています。現在、日本では約6割が現金決済ですが、逆に言えば4割がキャッシュレス決済に移行しています。

便利さと経費精算の簡便化

キャッシュレス決済に慣れてしまうと、その便利さから現金に戻るのは難しいと感じる方も多いでしょう。特に、個人事業主やフリーランスにとっては、経費精算が非常に楽になるというメリットがあります。データが自動で記録され、会計システムと連携することで、手間が大幅に削減されます。

現金管理のコスト削減

現金を管理するためのコストも無視できません。現金の取り扱いが減ることで、レジのチェックや銀行への預け入れなどの手間が省けます。結果として、店舗の効率が向上し、コストも削減されます。

手数料と入金の遅れ

一部の店舗がキャッシュレス決済を導入しない理由として、手数料の高さや入金の遅れが挙げられます。しかし、最近では手数料も低くなり、ペイペイなどでは1.6%程度と非常に安くなっています。また、レジがスムーズに進むことで売上が増加する効果も期待できます。

現金決済の依存度

特に高齢者層やデフレ期を経験した世代では、現金を信頼し、キャッシュレスに抵抗を持つ人も少なくありません。また、現金決済を好む理由として、現金の方が管理がしやすいと感じる人もいます。しかし、キャッシュレス決済の普及に伴い、徐々にその利便性が認識され、移行が進むでしょう。

現在、紙幣流通量の約半分にあたる60兆円がタンス預金として保管されています。特に高齢者層でタンス預金が多く見られますが、インフレが進む中で現金の価値が目減りするリスクもあります。キャッシュレス決済の普及が進むことで、タンス預金も徐々に減少していくと予想されます。

日本のキャッシュレス決済比率は今後も増加するでしょう。インフレ率が上昇し、現金の価値が下がる中で、キャッシュレス決済のメリットが一層際立ちます。また、キャッシュレス決済が普及することで、税収の透明化や経済の効率化が進むと期待されています。

政府のキャッシュレス推進策

政府がキャッシュレス決済を推進するためには、例えばキャッシュレス決済に対する消費税の軽減など、インセンティブを設けることが効果的です。これにより、店舗側も消費者もキャッシュレス決済を選択する動機が高まります。

現金決済がまだ6割を占める日本ですが、キャッシュレス化は確実に進んでいます。利便性や経費精算の簡便化、現金管理のコスト削減など、多くのメリットがあります。今後もキャッシュレス決済の普及が進む中で、タンス預金の減少や経済の効率化が期待されます。

皆さんのご意見や感想をお聞かせください。コメント欄にてお待ちしています。6月も終了し、来月から下半期が始まります。来週も頑張っていきましょう。

現場を熟知しWeb集客に明るいハイブリッドコンサル大手外食チェーンでの約20年間の業務経験からの知見を基に、飲食店などの有店舗向けのコンサルティングサービス提供。併せてネットやSNSを活用したマーケティング手法をミックスした形での店舗経営＆運営の課題解決のサポートを実施