見出し画像

『ペルソナ 三島由紀夫伝』の英訳版『PERSONA A BIOGRAPHY OF YUKIO MISHIMA』はUCBで必読文献になっています。

 今年は三島由紀夫自決50周年、それにちなんで2人の研究者が満を侍して本を出し、このほど僕のところに贈呈してきました。
 佐藤秀明著『三島由紀夫ー悲劇への欲動』(岩波新書)
 井上隆史著『暴流の人 三島由紀夫』(平凡社)
 2年前のいまごろ、僕は山中湖にある三島由紀夫記念館で講演をしています。
 そのときの館長が佐藤秀明氏(近畿大学教授)です。
 井上隆史氏(白百合女子大教授)も、佐藤館長の片腕として講演の運営に協力していました。
 佐藤氏の岩波新書は、網羅的によくまとまっています。また井上氏の平凡社の本は500ページの大著であり、「はじめに」で『ペルソナ』の三島由紀夫研究史上の意義について触れています。(写真)。カリフォルニア大学バークレー校の大学院では『ペルソナ』が必読文献になっているとのこと。『ペルソナ』は英訳版があります(写真)。『暴流の人』は3200円もするので、とりあえず「はじめに」を読んでみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?