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南インドのヨガキャンプ【1ヵ月集中トレーニング】

2024年2月~3月にかけて参加したヨーガキャンプでは、
ヨガといえば、のアーサナ(ポーズ)の勉強だけではなく(もちろん)、
日常におけるすべてがヨガとしての学びだった。

といってもイメージしづらいですね。。

例えば、
ごはんを食べる前にはかならず合唱し、ヨーガ哲学といわれる「バガヴァッドギーター」の一節を唱えてから食べ始めるし、
ヨーガホールのお掃除は「カルマ・ヨーガ」=”行いのヨーガ”と呼ばれ、
それは神に捧げる姿勢でおこなうし、
夜、消灯前の1時間はお祈りの時間で、歌をうたって毎晩瞑想する。

ヨガって、健康体操ではない。
ってことを今までももちろん知っていたけど、
ここまで深く、
生活そのものがヨガって経験をしたことはなかった。

それは、
このキャンプという特殊な環境と、
この特殊な環境をわざわざ選んで来ている仲間たち、のおかげで成り立つ。


南インドの大自然の中で、
朝からアーサナ3時間やって、野菜たっぷりのごはんを食べ、
その後2コマの座学は
スワミジから語られるバガヴァッドギーターの教え。
アーユルヴェーダドクターによる講義や、ヨーガの歴史、ハタヨーガ・プラディーピカ―、解剖学、ヨーガ解剖学などを学ぶ。

先生方の言葉はすべて英語だが、希望者には日本語通訳も入る。
イヤホンを通して通話をつなぎ、同時通訳を聞くことができる。

わたしは、インド英語にも少し慣れてきたので、
授業はほとんど通訳なしで先生方の話を聞いて、
そのあと行われる日本語補習クラスで、通訳さんに質問してしっかり復習をして、
聞き取れていなかったところを明らかにしたり、間違いを正してもらっていた。
先生に個別で話すときはがんばって英語。


授業が終わると、フルーツタイム。
南インドの新鮮で甘くて味が濃い、プラーナたっぷりのフルーツをいただく。
生絞りのオレンジジュース、スイカジュース、ミントレモンジュースが出た日もある。
ほんとうに南インドのフルーツはおいしい。

毎日本当に暑いので、本当に最高な時間!

終わるとすぐに、日本語復習クラスがあり、
隙間時間に洗濯物を片づけたり、ノートをまとめる。
ノートは毎日提出するように言われていた。。。

夕方4時から6時までまたアーサナクラスがあり、
6時半から夕食、おわったらシャワーをして、
8時にまたヨーガホールに集合して、サットサンガ。
バジャンというお祈り(歌をうたう)をして、ジャパ瞑想をして、おしまい。

こんな感じで毎日いそがしくて、自由時間もなくて、本当にあっという間に過ぎていきます。

一日いちにちが愛おしい時間でした。
毎日、なんで生きてるの?なんのために働くの?

たとえば、
「あ~わたしはこのために生まれてきたんだ!」とか
「わたしはこの幸せな瞬間のために今までの苦労があったんだ!」とか
思うこともある。

けれど、どれも一時的なこと。
やって来ては、去っていく感情。

じゃあ、本当はなんのため?
何しに生まれて生きてるの?

本当にこの疑問を持つひとがどのくらいいるでしょう。

一度、思い切って1ヵ月のこの生活をしてみたら、
この問いに気づきます。
そして、今までの自分がやってきたこと
正しいと信じて疑わなかったこと
世界だと思っていたものが崩れて見え方が変わる瞬間がやってきます。

ヨーガの学び以上に
ヨーガの生き方以上に
意味あることがあるとは思えません。




いのり


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