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『九十歳まで働く! こうすれば実現できる!』人の幸福は、したいことが出来ることの中にはない、しなければならないことを受け入れる中にある(やむにやまれぬ事情を自分でつくる)

 著者は、ビジネスマンの人生は、20代からの60歳(定年)までの40年と、60代から九十歳(百歳)までの2つに分けることができるという。私の場合、20代にIT企業起業、30代はイスラエルビジネス、40代はデジタルマーケティング、50代はグローバルリスクマネジメントと、10年起きに仕事を変えてきたので、これからはじめる60代からのビジネスが後半戦ということになる。

 著者のソニーの常務まで務めた時代の40年も書かれているが、サラリーマンの話はつまらない。これはどのサラリーマンでも同じで、人事のことがどうしても中心になるしかないのだろう。

 定年退職後に、取引先に新入社員として採用してもらうように頼み入社。4月1日の入社日に67歳だっという。しかし、メールを書いたこともなく、使いこなすのに苦労したようだ。その後、新しく高齢者専門の人材ビジネスを創業することに。

 著者個人の仕事の歴史という内容なので、タイトルから連想する再現性はない。しかし、「人の幸福は、したいことが出来ることの中にはない、しなければならないことを受け入れる中にある」という言葉は参考になる。人により得手不得手はある。それぞれの得意な領域で、「しなければならないこと」に身を置くこと、これが本書の主張なのだろう。

Creative Organized Technology をグローバルなものに育てていきたいと思っています。