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『白鯨』ユダヤ・キリスト教の視点から、白鯨=ハマス、足を奪われ復讐に燃える船長=イスラエルと比喩すると作者の意図がよくわかる

 世界の10大小説と言われるアメリカの小説家・ハーマン・メルヴィルの長編小説を映画化したものだ。

 主人公は白いマッコウクジラを追いかける捕鯨船に乗り、最後に生き残った一人で、イシュメイルという。船長のエイハブは片足を食われた白鯨を執念のように追いかけている。

 旧約聖書を読む人はわかると思うが、エイハブはアブラハム、イシュメルはアブラハムが下女ハガルに生ませた子イシマエルのことだ。このことからも旧約聖書を含むキリスト教に対するメッセージではないかと仮定すると、本妻であるサラにイサクが生まれた後にハガルとイシマエルを追放した父アブラハム、カナンの地を虐殺民族浄化するヨシュア記を彷彿とさせるような、目的指向から手段を選ばない歴史を思い起こしてしまう。

 先に足を奪った白鯨をガザ、足を奪われ復讐に燃える船長はイスラエルと比喩すると、最近のガザ戦争の結末は、白鯨は海の中に潜伏し、最後はイシュメル(イシマエルはアラブ人の祖先)しか生き残れないということになる。

 ちなみに、船長の片腕のスターバックスはスターバックスコーヒー(ユダヤ系企業)の社名の由来となったそうだ。

 

 

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