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『ソフィーの選択』ソフィーの2つの選択は重い(世界の歴史)

 素晴らしいストーリーとスラブ系を演ずるメリル・ストリープの演技が印象に残る映画だ。この映画は日本人以上にキリスト教徒の心の奥底に響くと思われる。主人公のソフィーはポーランドのカトリック教徒、父親はアンチセミティズムの大学教授。ユダヤ人でないのに、父はナチに射殺され、彼女とその子供二人はアウシュビッツに送られる。恋人は妄想型統合失調症だが、そのことを彼女は知らない。全体を通じて、小説家志望の南部からブルックリンに自分探しに訪れた童貞の若者の視点から描かれている。

 この3人が住むアパートはまるでシェアハウスのように、それぞれコミュニケーションがあり、ソフィーや恋人の秘密が剥がれるように明らかになる。アウシュビッツでのソフィーの選択、最後のソフィーの選択、それぞれがセム系一神教(ここではキリスト教)の教義には重くのしかかる選択だ。

 映画のセリフで、ネロの皇帝は声のとおりをよくするために、ポロネギ(リーキ)を毎日食べたという。哲学者セネカを処刑する間、歌い続けれたかったようだ。調べてみると、ネギのヌルが免疫細胞を活性化させるとのこと。

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