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『在日ウイグル人が明かす ウイグル・ジェノサイド 東トルキスタンの真実』「防共回廊」の存在を知った(世界の歴史)

 来週4連休でウイグルのことをもっと研究してみようと思いたち、まずはこの本を読んでみた。

 イランのドキュメンタリー映画である「シャルギー(東洋人)」で、大東亜共栄圏のイデオローグである大川周明の大アジア主義にイスラム圏の国々が含まれることを知って、当時の日本人のグローバルな地政学の理解に驚嘆した記憶があるが、この本には前の大戦において、日本に「防共回廊」という構想があったということ、そして、東トルキスタンの人々は今でも、「あのとき、日本がきてくれていれば東トルキスタンは独立してた」という意識があるということを知ったのである。

 イランで井筒俊彦氏が有名なように、東トルキスタンでは、ウイグル語に翻訳された「防共回廊」によって、関岡英之さんが知られていることも知ることができた。また、関岡英之さんは東京銀行の北京駐在だったことにも驚いた(東京銀行出身者はグローバル人材が多い)。

 少し右寄りの人のようだが、来週の4連休は関岡英之氏のアジア3部作「なんじ自身のために泣け」「大川周明の大アジア主義」「帝国陸軍見果てぬ「防共回廊」 機密公電が明かす、戦前日本のユーラシア戦略」を読んでみることにした。

Creative Organized Technology をグローバルなものに育てていきたいと思っています。