見出し画像

DDT8.25後楽園ホール大会雑感

7月の両国が終わって一発目の後楽園大会。

高木さんが試合に出なくなり、入れ替わるように飯伏さんが戻ってきて、「いつでもどこでも挑戦権」が復活。

DDTの新シーズンが始まりました。


<8月23日時点のいつでもどこでも挑戦権保持者>


高梨将弘(青)、KANON(黒)、中村圭吾(水色)、勝俣瞬馬(白)


飯伏効果か、後楽園ほぼ超満員。

新日本時代のTシャツ着た方もチラホラ見かけました。

あとたまたまかもしれませんが、今日は観客に外国人の方が多かったです。




○オープニングマッチ 3WAYマッチ 30分一本勝負


平田一喜 vs 大鷲透 vs アントーニオ本多


試合開始7秒くらいで平田がコロッと負けて「くぅらああ!!おまえらプロレスをなんだと思ってるんだ!!」と今林さんがキレて再試合させる恒例の試合…と思いきや今林さん「俺ももう怒るの疲れたよ」と再試合させず終わりにしようとしたところ、レッスルユニバース放送席ゲストの稲田徹さんがリングに上がってきて「ちょっと!今林さん!あなた関係者でしょう!?プロレスの第一試合がどれだけ重要か、わかってるでしょう!」と叱責してなぜか放送席ゲストが再試合させる試合。

リングアナも一般人の要請にゴング鳴らすなw

稲田さん、その後もリングサイドで時折ダメ出しして、結局アントンのごんぎつねまで「ガラガラガラー」と付き合ってました。多芸だ。



○第二試合 30分一本勝負


クリス・ブルックス&高梨将弘&正田壮史 vs 大石真翔&夢虹&イルシオン


ちょっと前まであきらかに気を遣った技をされていた夢虹とイルシオンが、もう普通にシャーデンフロイデの技を受けて、普通に試合を回してるようになってるのに感服した。

若者はちょっと見ないうちにすぐ成長するね…。

特にイルシオンは身体もできてきたので、少しずつ上の試合に出しても面白いのではないでしょうか。


それで言うと同じぐらいのキャリアなのにもう身体ができていて、もう普通にセミファイナルとかに出て、先日クリスと組んでKO-Dタッグを取った正田の成長スピードって竹下幸之介並みの早さなはずなんだけど、そこまで“超新星”感がないのはなんだろう。

ヌルっと中堅感を出してるけど、まだ21歳とかなんだよね…不思議な選手になりそうだ。



○第三試合 30分一本勝負


MAO&勝俣瞬馬&To-y vs 秋山準&松永智充&中村圭吾


ふと秋山準が今も全日本プロレスにいたらどうなってただろう、と想像すると「あるときから試合がどんどん少なくなっていき、気がついたら出なくなっている」大森隆男さんみたいな扱いになってたように思うので、やっぱりDDTに来てよかったんだと思う。

DDTにはこういう「プロレス界で酸いも甘いも噛み分けてきた」みたいな人によるコーチはディック東郷さん以来、いなかったわけだし。

って書いてて思い出したけど、一時高山善廣さんにそういう役職についてもらおうとしていたことがありましたね…。

あの事故がなかったら、どんなDDTになってたんでしょう。

先月の「KAMINOGE」に高山が出てて、いろいろ大変なのは変わってないけど、今の生活でいろんなことをやれてるのを知ってちょっと安心しました。また募金します。


To-yと中村ももう普通に上位陣と遜色ない試合をしていた。

今大会はなにげなくコロナ禍以降にデビューした世代(To-y、中村、高鹿、須見、夢虹、イルシオンら)が上位選手との試合に混ぜられてて、試合カードの幅が広がった気がする。


新日本とDDTの国交がなんとなく再開した感じあるので、ぜひ来年の「ベスト・オブ・スーパージュニア」には勝俣瞬馬を出してほしい。



○第四試合 高尾蒼馬デビュー15周年記念試合~スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負


石井慧介 vs 高尾蒼馬


高尾蒼馬がデビューしたのは2009年8月のDDT初の両国国技館大会で、自分がガッチリDDTを見るようになったのもそこからなので、高尾の15年のキャリアをほぼずっと見てきたことになる。

その上で「高尾のベストバウトってなんだっただろう」と考えたときに、これが思い浮かばない。

なんだったらデビュー2年目くらいにやらされてた「シットハートファウンデーション」というヒールユニットで「ゆとりヒール」として当時のKO-Dチャンピオンだった石川修司にズルしながら挑んでいった試合が一番印象に残っていて、あとはスマイルスカッシュでHARASHIMAを裏切ってダムネーションに行ってしまったのが意外だったくらいで、本当にこれといった試合が思い浮かばない。

KO-D挑戦とか全日本の世界ジュニアとかも見てたけど「そんなこともあったなあ」程度だし。


なので記念試合がチームドリフの盟友である石井というのも「でしょうね」という感じで、試合も本人たちの熱量と、観客の熱量に若干差があったように思います。気持ちが入ってるのは伝わりました。


竹下と遠藤が出てくるまでDDTはこの二人と入江茂弘に本当に期待してたんだよな…と、「昔、小学生の時は好きだったけど、今では人に言われないとその存在も忘れている」同級生を思うような淡い気持ちを、私はこの二人に抱いております。

みんながスターにはなれないし、みんながエースにはなれない。

その人にとっての適材適所があり、求められた場所があり、そこでできることをするのが人生です。

それを渡辺和子さんは「置かれた場所で咲きなさい」と言い、青木真也さんは「今日もそれぞれの持ち場でがんばりましょう」と言う。


なんで石井はガンプロでスピリットオブガンバレのチャンピオン、高尾は新宿ドロップキックの店長として頑張っているというのも、それはそれで悪くないのかなあ、と思っております。



○第五試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負


佐々木大輔&河上“ファイヤー”隆一&KANON vs HARASHIMA&納谷幸男&須見和馬


所属しているGLEATの鈴木社長を電流爆破バットで殴って爆発させてクビになり、それをきっかけに河上“ファイヤー”隆一になった河上の入ったダムネーション。


河上「なんで社長を爆破バットで叩いただけでクビになるんだよ!」

鈴木社長「なんで社長を爆破バットで叩いてクビにならないと思ってるんですか」


というやりとりが完全に『笑ってはいけない』で、けどその後も河上はGLEAT出たりしてるんで、いったいどこまでリアルでどこからフィクションなのか境目が曖昧で、プロレスってすげえ世界だなと思っております。

いや、一番すげえのは素人なのに爆破されてる鈴木社長なのか。

爆破された翌日もう会社で仕事していたというし。なんかもういろんな境目がグチャグチャな話ですが。


河上は大日本プロレスで菊田一美と「飛艶」というチームを組んでた時が一番輝いてる気がして、GLEATでバルクオーケストラとかそんなのをやり始めてからよくわからなくなってしまったんだけど、もう後戻りはできないので、このままファイヤー隆一として、どこへ向かってるかわからないONE WAY ROADを走り切ってもらいたいです。

とりあえず、もっとクビになった苦しみや恨み、怒りをリングに込めろよ!

そうすると全国で不当なリストラに遭った人たちがみんな君の味方するぞ。

回し方は君次第だ。

そして最後は福澤朗さんに会いに行ってほしい。


○セミファイナル スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負


飯伏幸太&男色ディーノ&彰人 vs 遠藤哲哉&飯野雄貴&高鹿佑也


7月の両国サプライズ登場&サプライズ発言を経て、飯伏さん7年ぶりのDDT復帰試合。

入場曲はかつての「27」じゃなくGLEAT登場以降使ってる「GOD STAR」。

正直耳馴染みがまだないんだけど、第三章はこの曲なんでしょうね。



飯伏さん入場するなり後楽園、大歓声!

リングサイドの四方の観客に一人ずつタッチする姿を見て、「帰ってきたんだなあ…」とジーンとしました。


リングに上がった飯伏さんをじっと見ていた遠藤の目がよかった。

あきらかに何かの怒りと、「思うようにさせないぞ」みたいな目。

飯伏さんのDDT復帰第一戦の相手に自分が選ばれたことに、遠藤は強い思いを持っていたと思う。


その遠藤と飯伏さんの序盤の攻防が興味深かった。

欠場前と同じ動きをやろうとする飯伏さんと、動きの最後の一手を決めさせない遠藤。

それは遠藤の意地と同時に「その動きはやらなくていいですよ」というメッセージのようにも見えた。

ちょっとギクシャクしてたのがリアルでよかった。


そんなヒリヒリした空気は中盤に飯伏さんがディーノさんの尻を出させてから散っていった。

DDTの楽しい試合に、久しぶりに飯伏さんが戻ってきた感じ。

乱戦の中で高鹿が飯伏さんにやられた後、エルボーでダウン奪い返したのがよかった。

バーニングの3人からは総じて「飯伏の好きにさせない」という空気があった。


最後も遠藤がバーニングスタープレスで彰人から3カウント。

今日の飯伏さんはは通常のボディプレスくらいで、ほぼ大技出してない。まだ手探り感。


試合後、マイクを持った遠藤は飯伏に「聞きたいことが一つあります」と前置きした上で、「飯伏さん、いまプロレス好きですか?」。

少し間があってから地声で「好きだよ」と飯伏。

遠藤「それを聞いて、安心しました。僕も一時期プロレスを信じられない時がありました。対戦できて、僕も心のそこからプロレスが好きだって言えます。またいつでも、DDTのリングで待っています」


飯伏「僕は20年プロレスをやってきて、本当に好きなのか、分からない時期がありました。このDDTのリングに帰ってきて、今日、試合ができて本当にプロレスが楽しいと思えました。でも、まだ好きな気持ちは60点。100点には足りないけど、これから本当の自分の楽しいプロレスを探していきたいと思います」


「おかえりなさい」という純粋な気持ちと、「前みたいにはいかないですよ」という後輩たちの突き上げと、前とは違う身体のコンディションと。

いろんな要素が絡まり合って、飯伏幸太はDDTに戻ってきた。

これ遠藤とやるのかな。

なんか怖いな。

怖いというのは二人の現状を見てると「どっちも評価が落ちる試合」になる可能性があることで。


飯伏幸太はまだ「第三章」の戦い方を見つけていない、手探りの状態だ。

自分の身体に見合った戦い方を見つけてから、遠藤とやってほしいんだけど…どうなんだろう。上手く間に合えばいいけど。

いろんなことが模索中。

でも、やらないことには前に進まないだろう、という気もする。

個人的には「もう神にはならなくていいよ」と言いたい。

年齢とともに変わる、人間でいてほしい。


いろんなことが変わっても、やっぱりここはあなたの故郷という気がする。

おかえりなさい。

懐かしかったです。





○メインイベント KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負


<王者>上野勇希 vs 青木真也<挑戦者>


※第82代王者8度目の防衛戦。


 7月の両国でMAOに防衛した上野が次に指名した相手は、両国で対戦カードに入っていなかった青木真也だった。


上野は青木と親交があり、技術的な指導を受けたほか、青木の闘う姿に大きな影響を受けたという。

2022年に青木が秋山成勲と対戦して敗れた試合は、上野に「自分をさらけ出す」という意識を強く植え付けた。



上野は青木のことを信奉していて、尊敬しているからこそ、タイトルマッチで対戦したいと考えた。

もちろん負けること、自分が潰されることも覚悟の上で「一度は通らないといけない道」と思っていた。

そしてDDTでやや干されつつあった青木は上野のその気持ちに感激した。

感激し、大事に思うがゆえに、他の選手では決して言えない、言わない視点から上野を指弾しに行った。

この試合に限った話ではないのですが、正義や正論では救いや助けはできなくて、愛でしか救いや助けはできないのではないかと常々思うのです。大黒摩季の「熱くなれ」の歌詞と同じく、「正義が社会を救えないなら 愛しかないでしょう」です。

上野勇希さんは恥をかいたこともなければ恥をかくような位置に自らを晒すようなことをしない人です。人が良くて賢くて旦那さんにするなら誰も反対しない人でしょう。ただ芸事をするならそれじゃああかんのです。もっと恥をかいて、失敗をしてその姿を晒して胸を張って生きていくことで味とか魅力が出るものです。だからこそ僕が叩き潰してやろうと思うのです。



いろいろ異質なタイトルマッチだった。


プロレスラー・青木真也は劇薬である。

グラップリング技術は超一流である一方、ロープワークや技の攻防のようなプロレスの流れをこなす姿はまだ発展途上である。

なので「圧倒的に上位のグラウンド技術を見せつけながら結果はあっさり負ける」試合か、「緊張感の中で一瞬の鮮やかな技術で勝つ」試合になりやすい。

強烈な印象を残す一方、「相手を上げる」部分は少ないから、使いづらい。


上野勇希は素晴らしいプロレスラーだが、グラップリング技術では青木の足元にも及ばない。

だから上野が勝とうとしたらそこを封じないといけない。

そうすると今度は青木の良さがなくなってしまう。

プロレスは「闘う両方の選手の評価を上げないといけない」ものなのに、その解が見えづらい試合だった。


試合は緊張感のあるものになった。

なにげないグラウンドの攻防でも、見たことのない抑え込み方で青木は上野を押さえつける。

容赦なく関節を取る。

上野のエルボー受けてもリアクションを取らない。

通常のプロレスではあまり見ない光景だ。


その青木の姿勢を上野は崩そうとする。

場外戦に持ち込み、強引にリズムを変える。

カウンターの頭突きも出した。

フロントスリーパーを強引なブレンバスターで切り返すのも見せた。

そして終盤、その場飛びドロップキックの連発からBME(ベストムーンサルトエバー)に行くがカウント2。

続けてフィニッシュのWRに入ろうとしたところ青木は即座に上野の背後に回り、流れるような動きで卍固め、上野が抵抗して崩れるとグラウンド卍、さらに動いて両手両足を極める複合関節技に移行、動けない上野を見て松井レフェリーが試合を止めた。


青木、激勝。上野、王座陥落─。

リング上の勝者と敗者のコントラストを見て「やっぱりこうなっちゃったか…」という気持ちと、思ったよりもはるかに名勝負だったことに思い至る。

完敗ではあるが、上野は潰されてはいない。

総合格闘技の猛者と立派に渡り合い、残念ながら結果は負けた。

そして青木は「上野、やるじゃん!」という視点を観客につけさせながら、勝利した。

決して『潰し合い』ではなかった。



勝った青木が言う。

「上野、強かった。おまえを愛している。愛しているから言う。負けた者は去れ」


会場が少しひゅうっとして、そこからパラパラと拍手が起きた。

「なぜ自分は負けたんだ」という表情だった上野は青木を見て、黙ってリングを去るとこの日一番の拍手が沸いた。

青木は勝負の厳しさ、怖さをDDTに持ち込み、それは観客に受け入れられた。

あきらかにDDTのフェーズが一つ変わった瞬間だった。


その青木が新チャンピオンとして「中嶋勝彦にやり返したい」「(挑戦したい奴)誰か来るんじゃないのか」と言うと遠藤哲哉が現れた。

その遠藤に対して「よりによって、一番…一番ぬるい奴がやってきたな」と青木が言う。


ああ、青木は「一番弱い奴」をとっさに「一番ぬるい奴」に言い換えたな、と思った。

これはアントニオ猪木がヒクソン・グレイシーに負けた高田延彦のことを指して言った「よりによって、一番弱い奴が出て行ってしまった」が元ネタだ。

DDTの会場で遠藤を指弾するのに「弱い」を「ぬるい」に言い換える程度に、青木はクレバーだ。


遠藤は自分はまたそのベルトをとってトップに戻って、その上で中嶋勝彦にやり返さなければならない、といったことを語ったあと、こう言った。

「青木さん、あなたも試合に負けて、人生変わったことありますよね。その時、手を差し伸べてくれた人がいますか。

俺にとっては、それがあんたなんだよ」


2022年6月のサイバーファイトフェスティバル。

DDTvsNOAHの団体対抗戦で、DDTのチャンピオンだった遠藤は当時NOAH所属だった中嶋勝彦の張り手の前に失神KO負けした。

試合直後は揉めたものの、その後復帰した遠藤が中嶋について何も語らなかったのでそのままフェイドアウトしてしまったが、当時「俺は中嶋を許さない」「遠藤はやり返せ」と一貫して言っていたのがDDTに外部参戦していた青木だった。


2年間、凍結していた“怒り”が解凍された。

だが遠藤は、本当に中嶋にやり返せるのだろうか。やり返したいのだろうか。

この日の表情を見ると「やり返さないといけない、と思っている」みたいなニュアンスで、決して「やり返したい」ではなかった。

たぶん、遠藤はまだ自分への自信がない。

はたして青木はその“自信”を遠藤に植えつけられることができるんだろうか。


2年前と違って、中嶋は今フリーだ。

DDTに上がることはそれほど支障ないだろう。

けど、内面から出る怒りがない、今の遠藤では勝つのも、存在で渡り合うのも、難しい気がする。

それでも中嶋とやることになるんだろうか。



「明るく楽しいDDT」は一日にして「シリアスで緊張感あるDDT」に変わった。

ここから何があるのだろう。

観戦して一日経った今も、青木と遠藤の生の言葉を思い出すほどにはまだしびれている。



(追伸)

青木真也の言葉は本当にどれも芯を食ってる感じがするので、無料のインタビューだけでも読んでってください。

そう、心地いいんですよ、メチャクチャ。そこは否定しないです。ただ、おまえたちがやっていく中でそこだけでいいのかという気持ちがあります。

僕は上野を信用していて、恥をかいてもそれを転がし、こやしにして自分の物語に踏み込めると思います。

【8/28 0:30追記】

飯伏さんの頭にはDDTを途中で離れたことへの罪悪感、いろいろあった末に「戻りたい」となった羞恥心、約8年離れたことでできた浦島太郎的疎外感が入り交じって
「いいんですか?僕ここにいてもいいんですか?お邪魔なら去りましょうか?」
という気持ちが渦巻いてると思います。

だから8年の間に先頭に立つようになったかつての後輩たちが表した
「なんだよ、あの人が出るとこんなにお客さん入るのか
(自分たちは今までさんざん苦労してきたのに)」
という素直なボヤキに過剰反応して
「あ、お邪魔ですか?お邪魔ですよね?」
と言ってしまう。
それだけ心が弱ってるんだけど、言葉だけ追うとそういうのは見えないから、叩かれてしまう。

「公に表に出す言葉」は「自分が本当に思ってること」とちょっと違う。
そう思ってる部分はあるんだけど、そこに含まれてない、言えない部分がその周りにたくさんある。
誰だってそうでしょう。

言葉はその人のすべてではない。
そのことを忘れてるか、見ないようにして「でも書いてあるだろ!」と振り上げた怒りをなんとかどこかに下ろして溜飲を下げたい人が、とかくSNSでは目立ってしまう。

考えてほしい。
その人の背景を。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?