夏の思い出　屋久島

この夏の7月。ずっと訪れてみたかった屋久島へ。
白谷雲水峡で苔むす森の中に入り込み、その美しさに息を呑み、鳥肌が立ちました。
長い年月をかけて創られた清らかで静寂な世界に、畏敬の念を抱かずにはいられません。
観光的には通称「もののけの森」と言われていますが、あの世界観は、屋久島以外の場所も加えた宮崎監督の創造物です。とはいえ、私が撮った写真はあの森の美しさを伝えるには、あまりに拙く、映画で描かれた水々しい森は、屋久島の魅力の多くを実に象徴的に捉えていると思います。
水の島、屋久島。
静かな川で一人、水音を聴きながら手を浸しているだけで、今日、ここに在る幸せに満たされていきました。