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ゆだねるの学び

入院をした。

鍼灸など受けると少し楽になるけど
次の日には結局しんどい。
今までとは違う。

からだの調子がおかしいと思いつつ
みんなに心配かけたくないし、大丈夫だろう
といういつもの癖で体調はどんどん悪くなっていった。

心配をされると何が嫌なのかな
少づつ悪くなる感覚
からだの不調に気づいているのに
大丈夫だろうと無理やりその心配を押し込めるのはどうしてなのかな

自分とたいわしてみた。

心配をされると
どんどん悪い方向へいく気がして嫌だった。
自分もどうなっているのか心配で
不安や恐れもあるのに
それ以上に誰かに心配されるのは、その気持ちが倍増する感じがしていた。

けれど
体調が悪いという現実はあって
結局それを認めたくない自分がいることに気づいた。

現実を見つめたくない自分がどんどん大きくなってどうにかしようとひとりで抱え込んで
どうにもできなくなるまで体調は悪化した。

それは乳がんだとわかった時
その時と同じ状態の意識だった。

いろいろ試して変わったてきたと思っていた自分は、まだまだ変わっていなかった。

からだは深刻な状況なのに
まだ変わろうとしない頑なな内側の自分に気づいた。

今回からだはかなり苦しくて辛かった。
入院を希望するほど、しんどかった。

けれどこの体験でいつもできなかった
誰かに頼む
誰かに託す
誰かの力を借りる
ということができるようになった。
この学びを忘れないようにずっとこの先も心がけていこうと思う。

いっぱいサポートしてくれた家族や
おかず作って持ってきてくれたり
マッサージしに来てくれたり
家の手伝いをしに来てくれたり
車の運転をしに来てくれた友達

病院で処置してくれたお医者さんや看護師さん

そうやって目の前に現れてくれたすべての人たち

愛や祈りで
目に見えない大きなちからを送ってくれた
淡路島や日本や地球のいろんなところにいる友達

SNSで友達が呼びかけてくれて
面識のない人たちまで祈ってくれていることにもびっくりした。

今まで体験したことのない
大きな大きな愛を感じて
感動してたくさん涙が流れました。

この世界すべてが愛でできているんだと
深く深く感じられた体験でした。

心配されるのが嫌だったけど
みんな心配したい訳ではなくて
ちからになりたいんだ、という事にも気づいた。

その大きな愛を受け取るには
自分をさらけ出して
つらい時にはつらいと素直に表現できるようになろう。
助けて欲しい時には、助けてと言える自分になろう。

自分の中でずっとしがみついていた
自分でやらなければという
ガチガチに固まった何かが溶けて
とても楽になった。

そして
今まで避けてきた標準治療も
受けてみようと考えている。

全部愛なんだから
あたまであれこれ考えてブロックせずに
からだが許す限り
ありがたく受け取って
流れに委ねていきたいと思った。

今回は
がんが進行して
胸膜に広がったがん細胞が胸水を作り
左の肺に5リットル以上の胸水が溜まり
左の肺は全く機能せず
右の肺のみで呼吸している状態で
呼吸がかなり苦しく、歩くのもままならなくて
家での生活に限界を感じて入院を希望した。

全ての出来事に
みんなの大きな愛に
感謝します。

いつもありがとうございます。

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