見出し画像

M-1グランプリ2022 パート4

残す所あと4組となった所で、M-1では最高の番手。
ここから一発で一位を獲れば最終決戦に残れる
順番となってきたので、誰が来るのか気になる所でした。
で、ここで笑神籤が選んだのが・・・、ダイヤモンド。

・ダイヤモンド

ネタは新しい言葉を作る。
おもしろ荘で優勝した事もあるコンビで、
設定が凝ったネタをする印象があったんですけど、
あの激戦の準決勝を勝ち上がったのだから、
どんなネタを持って来たのか気になる所でした。

入りから静かに入って、そこから盛り上がるかと思いきや、
こちらの表情が全然変わる事無く、そのままネタが過ぎていき、
そのままネタが終わっていった感じでした。
ここか・・・。アキナの呪いが来たのは・・・。」と。

僕が思うアキナの呪いの発動条件
・決勝進出で喜ばないで「ここは通過点」みたいにスカす。
・ネタに入る前にチョケる。(調子に乗る)
・当日、自身のインスタに空の画像をあげてカッコつける。

なんですけど、登場前、ツッコミの小野が
リフトの頭上のカメラに指さして、カッコつけるんですよね。
もうこの時点で呪いが始まったんだと推測されます。

ネタの中身も言葉遊びなんですけど、冒頭の30秒が静かで
農薬野菜」でそこそこ来たけど「地上鉄」って言葉で
ガツンと来て欲しい所で来なかったのが厳しい戦いの幕開け。

その後、野沢が急にキレるんですけど、野沢がキレる理由も
こっちは見いだせてないし、演者の熱量とお客さんの乖離
激しくなったのでその後の言葉の羅列もハマってこなかった感じ。
そうなってくると、畳みかけでわざわざ作ったポイントも
全然乗ってこない状況の中、ネタを完遂しなければならない。
それが漫才最高峰の大会の中でやるのはもう可哀想。

ツッコミが叫んで、そこでお客さんがスンッってなる
瞬間が何回もあったから、それはスベッてる印象にはなるなぁ。

僕は決勝を見るまで事前の情報は全く見ないんですけど、
M-1を見終わった後に、準決勝のレポを見るんです。
M-1はキングオブコントと違って、ネタの選択権が与えられてるので、
準決勝このネタでやったのか、それとも変えたのか。
またこのネタはホンマにウケてたのかを見るんです。

ダイヤモンドはきっちりこのネタを準決勝でやってて、
僕が見たレポートでは、当確を出してる人がいなかったんですよね。
なので、準決勝の審査員がよほどこのネタを気に入ったとしか。
まぁ、こういうの作家が好きそうだなとは思いますけど。

審査員も80点代後半が多く、90点を付けたのが大吉先生だけ。
野沢も口あんぐりで、そこが一番面白かった
邦ちゃんが86点なんですけど、カベポスターの2点上で、
んなわけないやろ!って流石に思いました。

また審査員に聞くんですけど、ここの今ちゃんの人選が良かった。
ちゃんと漫才の人だけに寸評を聞いて、今後の参考になるように、
審査員もめちゃめちゃいい事言うてましたね。

あと最下位なんで、ニューヨークみたいに爪痕残すパターンに
切り替えたのか知らないんですけど、松ちゃんが
ダイヤモンドじゃなくて原石に名前変えたら?」のボケに
野沢の「ダサいでしょ」の返しはこれはよかったんですけど、
そのあと松ちゃんが謝る下りがあって、ここでツッコミが
「いいですよ」みたいに言ってチョケるんですよね。

なんかこれがすごくイヤだった(笑)だから多分、今日は
このツッコミの人の日じゃなかったんだろうなって思います。

一回完全に落ち着いたM-1ですけど、あと3組。
次に誰が選ばれるのか・・・。次はヨネダ2000。
笑神籤って本当に読めないですね。

・ヨネダ2000

ネタはイギリスで餅つき。
ヨネダ2000は去年の敗者復活で初めて見ましたが、
去年は前評判がすごくて、これが噂の・・・って思ったもんです。
そこからTHE Wも2年連続出て、吉本の女芸人の新星として
階段を駆け上がろうとしている真っ最中。

基本ヨネダ2000の漫才は、愛ちゃんに同じ動きさせて、
誠が動きまくるパターンで、そのネタの内容が不条理で、
ハマる人はハマる、ハマらん人にはハマらんネタで、
それが決勝に上がって来るなんて正直信じられなかったです。
だけど、発表の時の二人はリアクションはよかったですよね。
あれだけで少し肩入れしたくなる自分もいます(笑)

イギリスで餅つきたいから、ぺったんこってついてくれる?
って言ってから、愛ちゃんがずっとイギリスでぺったんこ言い続け、
誠が餅つき仲間を演じて、イギリス国民を爆上げさせるネタ。
こんなん一生考えても思いつかない自信があるわぁ。
誠の頭の中がどうなってるんかなって思うし、
なぜネタとして成立してるのかもわからない。
ただちゃんとネタの笑い所がお客さんに伝わって爆笑してる。
ネタを作るときのバランス感覚いいんでしょうね。

あとちゃんと二人で面白がってる所が分かるのがいいのと、
冒頭の方は一応掛け合いがあって、愛ちゃんのツッコミが、
ちゃんと笑いになるんですよね。
言い方とか声質がいい。
あれはいい武器ですよね。ぺったんこ言い出したら無くなるんですけど。

審査員は予想どおり、ランジャタイを審査した時と同じ苦悶の表情。
それでもほぼ90点代前半で塙と志らく師匠が90点代後半。
これはものすごい健闘したのではないでしょうか。
ただ3位には届かず、ここですぐに敗退が決定し、
さや香の最終決戦進出が決定しました。

負けてしまったのは残念ですけど、
結成2年で誠23歳ですよ。将来性しかない女性コンビだし、
バラエティにもたくさん呼ばれていく事でしょう。
改めて吉本の懐の深さに感嘆せざるを得ないです。

ここでヨネダ2000が呼ばれた事で
残り二組がタイタンの2組が残る事になりました。
続きはパート5にて書き綴りたいと思います。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?