登校

べたつく汗
鼻奥に残る煙
今日も朝ごはんは食べない
ああ
しかしながら
山紫水明

太陽、
熔炉場で鍛冶師が打つ
銀色の固形
その光で人間たちを照らす

照らされていると
知りながら
気づかぬふりで
因果応報

大きなハコに吸い込まれ
独創性を育む場所で
凡庸、陳腐な模倣を研ぎ澄ます

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?