一方その頃、荒れ果てた都で。

「ゲニン、ちょっと手伝っとくれよ」
「何だ?」

金髪のウィッグを手にした老婆と、筋骨逞しい覆面の男。
手にした宝剣は柄頭に赤い宝珠がはめられ、明らかに身分不相応だ。

「頼まれて、ガキを呪ってるんだけど手応えが無いのさ」
「その夢に入れと?」
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