掴んだその手は、見た目より力強かった。

「ここは?」

気がつくと、場面はのどかな農村に。

「夢の中のフリウリ村よ。あんたの悪夢の中に、避難所を作ったわ」
「君はいったい…?」

高度な魔法を平然と使う少女に、少年が疑問を抱くと。

「あたしはマリカ。ベナンダンティよ」
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