居酒屋 独り呑みデビューのチャンス?(自粛営業をポジティブに考えてみる)

酒呑みの私は、たまにネットで居酒屋の情報を検索するのですが、「独り呑みデビュー」を指南する記事がそれなりにヒットするので、「独り呑みデビュー」したい人がそれなりにいるのだなぁ、と思っています。

私も独り呑み好き(というか、ほとんどの場合一人なのですが)で、何軒か行きつけを持っていますし、ありがたいことにそういうお店では常連扱いしていただいています(参考まで)。
そんな私としては、「指南」といっても結局、「お店に行かないとデビューできない」し、お店での振る舞いは「場数を踏んで経験を積むしかない」と思っているわけです。

2021年1月現在、コロナ禍にあり、一部地域では2度目の緊急事態宣言が出され、飲食店も時短営業を強いられています(臨時休業しているお店も多い)。
私も酒呑みの一人として、飲食関係者の方々の辛い状況に心を痛めています。

そんな状況の中、飲食店の方々は頑張って営業を続けているのです。

そこで…
お店は営業しているが大人数での飲食ができない今、逆にポジティブに考えると、「独り呑みデビュー」するチャンスではないだろうかと思うのです。

何故「チャンス」なのかというと…

理由1:必要最小限の会話で済む

「独り呑み」を躊躇する理由として「お店の人や周りのお客さんと、どう会話していいかわからない」というのが結構挙げられています。

コロナ禍において、店員さんも注文以外のことを気軽に話しかけられません。
逆に客が注文以外の話をしなくてもヘンだと思わないはずです(普段から思っている人は非常に少ないと思いますが…)。
また、カウンターに案内されたとして、隣の客とはソーシャルディスタンスが保たれているし、お店によってはアクリル板などの仕切りがあるので、不用意に話しかけてはこないはずです。

なので、「話しかけられたらどうしよう…」と心配したり、その時に備えてヘンな想定問答集を妄想する必要はありません。


理由2:お店の人が普段より歓迎してくれる

普段ならグループ客が優先される(本当はそうじゃないと思いますが、注文や配膳の機会が多くなり、結果、対応頻度が高くなりがち)ので、一人客はなかなか注文を取りに来てくれなかったり、ドリンクやおつまみが出てくるのが遅かったりと待遇が悪いように感じたりする…ことがあります。
しかし、コロナ禍では、逆にグループ客が敬遠され、一人客が歓迎されるのです。


理由3:場数を踏みやすい

コロナ禍、ドリンク一杯、おつまみ一品でお店を出ても特に不審がられません(だから、これも普段からそうなのですが…)。
なので、お店にいる間、手持無沙汰になったり、次の注文をどうしようか店員さんをどうやって呼ぼうかなどと余計なドキドキを感じることなく、安心して(?)お酒やおつまみを楽しみ、さらにはお店の雰囲気やメニューなども観察することができます。

逆に「このお店は私には合わないかも」と思った時も、余計な時間やお金を使うことがありません(「ご馳走様」と言ってお会計すればOK!)。

また、「時間やお金」という観点からすると、特に時短営業が要請されているお店では、いつもよりラストオーダーの時間が(極端に)早いので、飲みすぎることなく、時間やお金、さらには体に負担をかける心配が軽減されます。

さらに「時間やお金、体への負担が軽い」ので、色々なお店に行きやすくなり、場数が踏みやすくなります。

日頃に気なっていた何軒かのお店に入って、それぞれのお店のお酒の品揃えやオリジナルの料理だけでなく、雰囲気も楽しむことができます。きっとお店によって様々違っておもしろいかと思います。「キャラの濃い名物店主」みたいな方や好みのタイプの店員さんに遭遇できるかもしれません。

色々なお店を経験する中で、気に入ったお店などが出てきたら、何度も足を運ぶこともできます。
何度か通ううちに、そのお店の様々違う面が見られるかと思いますし、自分がお店の雰囲気に馴染んでくるのを実感できるかもしれません。

また、こういう状況下なので、お店の人の対応も良く、普段より嫌な気持ちになることが少ないかもしれませんし、顔を覚えてもらう確率も上がるかもしれません。

注意

誤解無きよう断っておきますが、本稿において、コロナ禍、さらに一部地域で緊急事態宣言が出ている状況での「飲食店への入店」を積極的に手放しで勧めているわけではありません

「一人だと対面にならない」「大多数の飲食店ではしっかりとした感染予防対策が取られている」という点で、感染リスクは軽減されるかとは思いますが、全くリスクが無いわけではありません。

「独り呑みデビュー」に当たっては、感染状況や対策状況などの最新情報を得た上、ご自身の判断で行っていただきますよう、お願い致します。

また、「独り呑み」に限らず、外出の際はご自身で感染予防対策を行ってください。

その上で、良き「独り呑みデビュー」を果たし、素敵な「独り呑み人」になっていただければ幸いです。

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