見出し画像

調整力はコンフリクトマネジメントスキルに置き換えて考えてみる

 今日はビジネススキルについて書きます。"調整力"って聞くと思います。このスキルは何なんでしょうか?調整力のある人とない人の違いは何なんでしょうか?

調整力について考えたい理由

 自分はこのスキルが得意で自然にできるので、伸ばしていくポータブルスキルにすべきではないか?と思ったからです。ただの自分の勘違いで、客観的にみたら全然できてねーよと思われていたら恥ずかしいですが。。
 一応、得意だと思うに至った理由は以下です。。
・「人に嫌われないよね」とか「よくコミュニュケーションを取って進めてくれてありがたい」と言われた経験がある。
・ストレングスファインダーをやってみた結果、調和性と共感力が上位5位に入っていた
・小学生や中学校時代は、友人の間の仲裁に入ってた記憶が多い。人と争うことは好まなかった。
・どうしてもこの人が嫌いとか苦手という人が他の人に比べて少ない気がする。

調整力よりコンフリクトマネジメントスキルが適切

 調整力という言葉は曖昧すぎると思います。調整力がありますとアピールされてもいまいちピンと来ないものだと思います。調整力を英語に訳そうと思って調べても適切なワードが出てこないです。
 ビジネスとして一般的に定義されているスキルとしては、コンフリクトマネジメントスキルと捉えるのが適切だと思いました。
 コンフリクトマネジメントとは何でしょうか?以下Wikipediaからです。

Conflict management is the process of limiting the negative aspects of conflict while increasing the positive aspects of conflict in the workplace.

Wikipedia

 対立が生じた場合に負の側面を最小化し、良い面を最大化することです。
それでは対立による負の側面とはなんでしょうか?そこはchat gptに聞いてみました。

対立の悪い面
ストレスと不安:
対立が長引くと、当事者はもちろん、周囲の人々にもストレスや不安をもたらします。これにより、職場の雰囲気が悪化することがあります。
生産性の低下:
対立が業務に影響を及ぼし、従業員が本来の仕事に集中できなくなることで、生産性が低下します。
関係の悪化:
対立が解決されないまま放置されると、チーム内の信頼関係や協力が失われ、コミュニケーションが困難になることがあります。
コミュニケーションの崩壊:
対立が原因でコミュニケーションが途絶えたり、誤解が生じたりすると、業務の効率や成果に悪影響を与えます。
職場の雰囲気の悪化:
頻繁な対立が職場の雰囲気を悪化させ、社員の士気を低下させることがあります。これにより、離職率が高まることもあります。
リソースの浪費:
対立を解決するために時間やエネルギーが費やされ、他の重要な業務に集中できなくなることがあります。
イノベーションの阻害:
対立が激化すると、従業員がリスクを避けるようになり、新しいアイデアやアプローチを提案することをためらうようになることがあります。

対立の良い面
問題の明確化:
対立を通じて、潜在的な問題や課題が浮き彫りになり、それに対する具体的な対策を講じる機会が生まれます。
創造的な解決策:
対立が異なる視点やアイデアを引き出し、新しい解決策や革新的なアプローチを生み出すきっかけとなります。
関係の強化:
効果的に対立を解決することで、信頼関係やチームワークが強化され、協力的な関係が築かれます。
個人の成長:
対立を経験し、解決する過程で、個人はコミュニケーションスキルや問題解決能力を向上させることができます。
組織の改善:
対立は組織の運営やプロセスの改善を促すことができます。問題点が明らかになり、それに対する対策が講じられることで、全体の効率が向上します。
意思決定の質向上:
異なる意見が出ることで、より深く検討された意思決定が行われるようになります。これにより、リスクが軽減され、より効果的な戦略が策定されます。
チームの結束:
対立を乗り越えることで、チーム内の結束力が強まり、一致団結して目標に向かう力が増します。

Chat GPT

対立の原因

 以下に記載のように主に3種類の原因があると言われています。

感情の対立は負の側面を引き起こす

 個人的な経験では、負の側面が起こるのは個人と個人の感情の対立が起きている場面ですね。あるプロジェクトである期間、自分の仕事のやり方が悪いこともあり、先輩に怒られてばかりで、私もコミュニケーションを取ることが億劫になってしまい、そのせいで更に怒られという完全なる負の循環に陥りました。ストレスも半端なかったです。
 ”これは〇〇の仕事だろう、なんでおれがやらなきゃいけないんだ”、”俺は先輩なのに、あの後輩は態度悪い”、”〇〇のやり方は気に入らない”。こういう発言ってサラリーマンなら何度も聞いたことがあると思います。こういう感情の対立は、対立の良い面ってほとんど現れず、負の面しか現れないと思うのですね。
 ただ、もちろん人間なので、こういう感情的な対立が起こるのは仕方がないとは思います。それぞれが想いがあるからこそ起きるのだと思います。
 
 自分の強みは、良くも悪くも自分自身の想いはあまり無いにも関わらず、他人の想いとその背景はなんとなくすぐに理解できることだと思っています。自分自身の想いはあまり無いと言いましたが、自分の主張よりも争いごとを避けたいというのが想いなのかもしれません。
 なので、人やグループ間の主張の間にたって、その主張の理由や背景だったりを聞いて、どうすれば解決できる方向に持っていけるかということを冷静に考えることができます。
 一方で、悪いこともあって、争いを避けることが目的になりすぎて、きちんと要求するべきことを要求できずに、トラブルになったこともあります。ここはちょっと個人的に注意が必要な点です。

条件と認知の対立を感情の対立とごちゃ混ぜにすべきではない

 条件と認知の対立は、上手に扱えば良い側面を引き出してくれると思います。多様性のメリットってこのコンフリクトの良い側面を引き起こしてくれることなのではないか?と今仮説を立てました。
 条件と認知の対立を感情的な対立に持ち込まないことが大切ですね。そこをごっちゃにしてしまうと建設的な話し合いや解決案の創出は難しくなると思います。

コンフリクトマネジメントスキルがある人とは?

 コンフリクトの種類と大小によって、上記の5種類を適切に選択してビジネス上の目的を達成することができるスキルだと思います。
 私は、自分の傾向と癖として、accomodating(受容的)に寄っている場合が多い気がしました。それが適切な場面もあるかもしれませんが、時と場合によっては問題を大きくしているまたは先送りしているだけなことがあることを自覚しなければいけません。。

コンフリクトマネジメントスキルをアピールするためには?

 日々の仕事で対立というのは必ず起きているはずです。自分が当事者として他者との対立が起きる場合もあるし、自分は第三者で他の個人間や部署間で対立が生じている場面もあると思います。私の業界では、”品質”と”納期”がよくコンフリクトしますねー。
 いずれにせよ、そういう場面がに敏感になり、その場面で自分がどういう言動をとって、どういう結果につながったか意識しましょう。
 特に、Collaborating(協力的)やCompromising(妥協的)な解決策に持ち込んだ事例はアピールできそうです。

 調整力についてもっと自分の事例を基に、具体的にうまく言語化したかっのですが、時間をかけた割にすごいジェネラルな話になってしまった気がします。もっと良い記事が書けるように精進したいです。。


サポートいただけると大変嬉しいです。