毒親の特徴的 : 過干渉
毒親は子どものどんな選択や状況、環境に関しても過干渉であり支配的です。
「○○をした方が良い」
「○○ちゃんと遊んではダメ」
「○○に行ってはダメ」
ダメ出し星人かな、というくらい子どもの選択に干渉し良し悪しの判断をしてきます。
子どもがするどのようなことに対しても、たとえ直接言葉には出さないにしても何らかの形で
「自分の意見が一番正しいから、言うことを聞いておきなさい」
という具合です。
その毒親の意見は到底納得のできるような内容ではなく、親が安心したかったり、親の時間や労力を割かないようにする為だけの理由であることが多いです。
また、子どもが自立して親元を離れていかないよう意図した言動も多く見受けられます。
毒親が子離れをできていないのです。
そして、毒親の意見に従わないと怒ったり、怒りをあらわす内容を言葉にしないとしても、不機嫌な態度を取り続けます。
その出来事の後に、関係のない話や返事の欲しい質問をしても無視をしたりそっけない反応しか示さないのです。
あからさまに、親の意見に従わなかったことに対しての復讐ととれるような態度を取り続けるのです。
そのようなことが何度もあると、子どもとしては親の意見に従わず不機嫌な態度を取られることのほうが面倒なので、終いには親の意見する内容を選択するようになってしまいます。
毒親は子どもが行う全てのことにおいて、自分が携わっていなければ気が済まないのです。
子どもの全てを把握しておきたいのです。
そして、それらは疑いもなく善意のつもりでの振る舞いです。
自分の言っていることの矛盾や理不尽さには全く気がつくことはありません。
そのため反対するなどということは許されないのです。
そのような親の元で育つ子どもは、親のいない場であっても、何かをする度に周りから干渉され指摘をされたり、失敗を責められるのではないかと、いつも周りの目を気にしてばかりになります。
特に、新しいことに挑戦することに関しては、色々と考えを及ぼし、躊躇ってばかりになります。
「何もしなければ失敗することがない」という考え方になってしまっているので、指摘されることや否定されることを回避しようとするのです。
毒親の元で"人の言いなりでいることが一番安全"であると思った経験から、親元を離れても同じことを再現してしまうのです。
そして、過干渉する側、される側という形で成り立つ関係を無意識のうちに求め、築いてしまいます。
この対人関係における関係性の築き方は、親元を離れ社会に出て人と繋がる時でも影響を与え、同様の関係を自ら作ってしまう傾向にあります。
最終的に過干渉する側とされる側という関係で成り立つ関係性を作る元となってしまうことが多いです。
それほど毒親との関係性は子どもの思考や価値観、その後の人生に影響を及ぼしているのです。
親との過干渉である存在と依存してしまう存在によって成り立つ関係に、少しでも違和感を感じるのであれば、その感覚は極めて正常な感覚であり、大切にするべき感覚なのだと捉えて欲しいです。
親との関係を息苦しく思う自分を責める必要は、全くありませんからね。